【インタビュー】高橋 優

2026/4/15(水)

高橋 優

武道館で濃度全開の歌をお届けしたい

メジャーデビュー15周年を迎え、12月から全国28ケ所、30公演のツアー「自由たる覚悟、然として奏ず」を開催中の高橋優。

「とても手ごたえを感じています。15周年ベストアルバム『自由悟然』が軸となりながらも、それ以上に15周年を感じられる内容にしたいと思い、セットリストを組みました。客席から聞こえる声援や拍手に、これまで築き上げてきたつながりを感じますね。今まで応援してくださった皆さんとは、お互いを讃え合う記念日のようなライブにしたいと思いました。最近高橋を知ってくださった方や今回初めて観に来てくださる方には、あらためての自己紹介と、これからよろしくお願いしますというツアーになればいいなと思っています」

追加公演は4度目の武道館単独公演。最初に武道館に立ったのは2013年。その後、デビュー10周年のタイミングで2日間にわたりコンセプトの違う弾き語りライブをおこなった。

「最初の武道館は、応援してくれているリスナーの皆さんがたくさん集まってくださったこともうれしかったけれど、地元の秋田から家族や親戚までがみんな観に来てくれて。まるで自分の結婚式のようだと思った記憶があります。武道館は特別な場所なのだと客席を見渡しながら感じました。10周年のときはコロナ禍の真っ最中だったこともあり、数々の制限の中でやらせてもらいました。そんな中でも全国各地からライブを観に来てくれた方がたくさんいて、マスクをしながら声を出さずに温かい拍手を下さったことが印象的でした。センターステージからまた別の表情の武道館を拝見させてもらったように思います。15周年の武道館、歩ませてもらえばもらうほど、自分だけの道を歩んでいることを実感します。既存のジャンルや誰それのような…と過去の偉人と比較するのが世の中とは思いますが、高橋優のライブからしか得られない効能があると言っていただく機会がこの15年間でとても増えているので、その濃度全開の歌をお届けしたいと思います」

路上での弾き語りからスタートし、さまざまな場所で世相が映し出されたリアルな歌を届け続けてきた。

「ライブの醍醐味は、画面越しとかタイムラグとか、そういう便利アイテムを一切必要としない生の臨場感。リモートでハイタッチするか実際にハイタッチするかの違いかと思います。前者が好きな方の多い潔癖な時代なのかもしれませんが、僕は歌を聴いてくださる方に直接会える時間が人生で何より幸せな時間です」

“混沌の時代にもがきながらも是非を見極め、然るべき自由を求め唄い続けた15年”という意味を冠したベストアルバム「自由悟然」。15周年を象徴する新曲が「エンドロール」だ。

「リスナーやスタッフ、友人や家族、とにかく感謝すべき出会いに恵まれているからこそ15周年を迎えられた。一番の財産は、つながりです。15年以上前に書いた楽曲への感想も、今回新曲として書いた楽曲への感想も、同じ熱量で伝えてくれる声がとてもうれしいです。『エンドロール』は死ぬまで唄う覚悟の楽曲。15年を振り返るニュアンスは編曲などに網羅しつつ、“これからまだまだ!”という気持ちを強くもって書きました。 日常、誰からも受け入れられない感覚。しかしどこか通じ合えている存在がいる希望。ライブできっとその想いがすべて解き放たれるであろう期待。常々思っていることを込めました」

20周年を迎える頃にはどんなシンガーソングライターでありたいのだろうか。

「若い子たちから呆れられるほど元気で現役バリバリな歌い手でありたいですね」

プロフィール

高橋優/たかはしゆう

秋田県出身のシンガーソングライター。’10年に「素晴らしき日常」でメジャーデビューをはたす。

公演情報

高橋 優 15th ANNIVERSARY SPECIAL LIVE TOUR 2025-2026「自由たる覚悟、然として奏ず」FINAL at 日本武道館

  • 7/31(金) 18:00 東京・日本武道館

インタビュー・文/小松香里
構成/月刊ローチケ編集部 4月15日号より転載


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