【インタビュー】キュウソネコカミ(SWEET LOVE SHOWER 2026)
2026/6/15(月)

「貫禄と混沌、
その両方を見せたいっすね」
日本初の音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」としてスタートしたスペースシャワーネットワークが主催する夏フェス『SWEET LOVE SHOWER(以下、ラブシャ)』が、今年は8月28~30日の3日間にわたって山中湖交流プラザ きららにて開催されることが決定した。30周年を経て、さらに活気づいていくことは間違いないが、その魅力を語ってもらうのは、1日目に登場するキュウソネコカミのフロントマン、ヤマサキセイヤ。キュウソは2014年の初出演を皮切りに今年で8回目。トップバッターとして盛り上げ役を担うことが多いのは運営陣から絶大なる信頼を寄せられている証拠。ラブシャには欠かせないバンドのひとつと言っていいだろう。
「もうええて、って思ってますけどね(笑)。ラブシャもそうですけど、オレらどのイベントに出てもトップが多いんですよ。ということは、歌う3時間半前には起床しないとダメなんで、そこだけは異議を唱えますけど(笑)、そこを任されるっていうことは最初からお客さんを呼べる、いいスタートを切ってくれるだろう、みたいなことなんでしょうね」
そんなセイヤにラブシャの特長を尋ねると、まず環境面が何よりも素晴らしいという。
「会場が山中湖の畔にあって、会社の保養所とかもいっぱいあるような場所なんです。だから、何か行くだけでも癒されるスポットやなって。ロケーションはもう最高。気温も暑すぎず、で。夜はちょっとひんやりと涼しいぐらいの範囲なんですよ」
レジェンドと言われるような大御所から要注目の若手アーティストまで顔を揃えるラブシャだが、毎年のように名場面が続出。当然、セイヤ自身も記憶に残るライブがある。
「やっぱり、初めて出た2014年ですね。僕らはback numberと矢沢永吉さんの(タイムテーブル的に)真裏で、その後にやるのがサカナクションとandymori。しかも、andymoriが活動終了するみたいなところやったんで、最後は『みんなandymoriへ走れ』って言った記憶があります。でも、そのときも僕らのお客さんがめちゃくちゃ来てくれてて。ハイライトとして残ってますね。やっぱり、そのあたりのタイムテーブルの組み方が上手いんやな、と。2014年の頃って、上の世代に噛みついてやるぜ、みたいなマインドの一本槍でやってたんで、僕らをその位置にしたのは、じゃあやってみろや、みたいなことやったんちゃうかな」
同日に出演するアーティストではOddRe:、luv、muque、Arakezuri等のライブが気になると口にしつつ、当然キュウソとしてぶちかます準備もできている。
「結構もう中堅バンドなんで、貫禄と混沌、その両方を見せたいっすね。で、そのときに出番が前後の人たちと刺激し合えたらなと。やっぱ、ライブを観たり観られたりっていうのが、バンドマン同士でまだ大事だと考えてて。音源は凄いけど、ライブはどんなもんじゃいって思ってるのは昔から変わらないから」
ラブシャが終わってすぐ、10月から年明け2月まで続く全21ヶ所のワンマンツアーが予定されているキュウソ。そこに懸ける気持ちも並々ならぬモノがある。
「ワンマンツアー自体、2年ぶりなんで、いろんな曲をやるのはもちろん、ちゃんと新曲も用意していきたいなと。ロックバンドとして循環していかないと、という想いがあるし、やりたいことがないと思われたくないんで。今の僕たちはこれがやりたいんだ、みたいなのをちゃんとワンマンでも見せたいですね」
プロフィール
キュウソネコカミ
大学の部活内で結成されたロックバンド。見る者に爪痕を残すパフォーマンスで各地のフェスやライブハウスを盛り上げまくる。
公演情報
SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2026
インタビュー・文/ヤコウリュウジ
Photo/村上宗一郎
構成/月刊ローチケ編集部 6月15日号より転載