【インタビュー】ソナーポケット
2024/1/11(木)
2023年9月にメジャーデビュー15周年を迎えたソナーポケット。
『Sonar Pocket 15th Anniversary Tour ~僕らの軌跡~』のツアーファイナルとなった12月3日の仙台公演を振り返りつつ、2024年4月から始まる『Sonar Pocket 15th Anniversary Tour ~僕たち
の未来~』への意気込みを聞いた。
2023年9月からスタートしたソナーポケットのツアー『Sonar Pocket 15th Anniversary Tour~僕らの軌跡~』が、12月3日の仙台・トークネットホール仙台でファイナルを迎えた。会場には記念すべき節目を祝うべく多くのファンたちが詰めかけ、大きな歓声と大合唱に包まれるあたたかなライブとなった。
eyeron「オープニングの映像からみんなのワクワクした感情が爆発する様を体感することができて。今までにないほど充実感のあるツアーになりましたね。毎公演、感動していたんですけど、最終日は思わず感情が溢れてしまって。まさか2曲目で泣くとは自分でも思ってなかったです」
ko-dai「声出しができる従来の形でのツアーは約5年ぶり。それが15周年のメモリアルなツアーで叶ったのが嬉しかったですね。“ようやくこの場所に帰ってこられた”という感慨があったし、みんなからのお祝いの気持ちもものすごく伝わってきたので、僕はもう初日の1曲目から泣いちゃってました(笑)」
「あなたのうた」で幕を開けたライブは、「月火水木金土日。~君に贈る歌~」「ラブレター。~いつだって逢いたくて~」「好きだよ。~100回の後悔~」「365日のラブストーリー。」といった大ヒット曲満載のセットリストで駆け抜けていった。ステージバックには、懐かしいメンバーたちの過去映像やファンからの愛情の詰まったメッセージが投影されるなど、胸を打つ演出によってソナポケの軌跡が鮮やかに辿られていく。
eyeron「最高の形で僕たちの軌跡を回想できる演出ができましたね。逆に言えば、15年やってこれたからこそ実現することができたライブでもあったと思います」
これまでの軌跡を振り返りながらも、単にノスタルジックなだけのライブにしないのは実にソナポケらしいところ。最新のスキルで披露されていく楽曲には、ここから先の未来を見つめる彼らの思いが強くにじんでもいた。
matty「ボーカリストの2人はあらためてボイスレッスンを受けたりとか、いつも以上に歌の精度を高くすることを課題にしていましたからね。歌により集中したいという希望を受け取って、僕がメインでMCをするというトライをしたのも新しいところだったと思います。まさに、未来にある光を掴むツアーでもあったんだと思います」
ko-dai「曲ごとの思い出を振り返ったりという作業は、ある意味、リハのときに終わらせていたんです。だから本番では、すべての曲を今の自分たちとしてしっかり届けることにフォーカスしていた。会場に来てくれた人たちに、今の自分の100%を伝えようという思いが強かったんですよね」
eyeron「自分の歌い方をあらためて見直したところもあったしね。そういう意味では今の僕らの集大成とも言えるライブだったと思います」
サビでの振り付けによって会場がハッピーに一体となった「キミ記念日~生まれて来てくれてアリガトウ。~」、mattyが華麗なダンスを繰り広げた「ソナポケ☆DISCO」、サプライズで客席に現れた3人での「LOOOP」など、ソナポケ流のエンターテインメントを詰め込んだライブは、デビュー曲である「Promise」でエンディングを迎えた。そこには“次に会うための約束”を交わすというメンバーたちの大きな思いが込められていた。そう、4月からは15周年ツアーの後半戦『Sonar Pocket 15th Anniversary Tour~僕たちの未来~』がスタートする。
matty「“僕ら”3人の軌跡を辿った後は、ソナーポケットファミリーである皆さんと共に、“僕たち”の未来を見に行きましょう!」
ko-dai「僕らはこのまましぼんでいくつもりはないので、ここを新たなスタートとしてさらに盛り上げていきますよ」
eyeron「15周年のラストスパートを駆け抜けた先に最高の未来が待っていることを信じて、必死に頑張ります」
プロフィール
ソナーポケット
'05年に結成。'08年、シングル「Promise」でメジャーデビュー。メンバーはボーカルのko-daiとeyeron、トラックメーカー・DJのmatty。
公演情報
Sonar Pocket 15th Anniversary Tour ~僕たちの未来~
- 4/6(土) 17:00 千葉・浦安市文化会館
- 4/20(土) 17:00 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
- 4/27(土) 17:00 群馬・メガネのイタガキ文化ホール伊勢崎
- 4/29(月・祝) 17:00 愛知・名古屋市公会堂
- 5/3(金・祝) 17:00 北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)
- 5/19(日) 17:00 グランキューブ大阪
- 6/8(土) 17:00 東京・昭和女子大学 人見記念講堂
- 6/15(土) 17:00 熊本県立劇場 演劇ホール
インタビュー・文/もりひでゆき
構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載