【インタビュー】島爺

2018/03/15(木)

“永遠の82歳”島爺の全国ツアーが決定！

高い歌唱テクニックと豊かな表現力を備えた“永遠の82歳”島爺。動画投稿サイトの「歌ってみた」カテゴリーで圧倒的な支持を獲得している男性シンガーだ。

「以前はバンドをやっていたんですが、解散してしまって。『これからは趣味で歌おう』と思ってニコニコ動画に投稿してみたら、どんどん聴いてくれる人が増えたんです。まさか自分がライブをしたり、CDを出すことになるとは思っていなかったし、いまの状況は信じられないですね」

「『これが最後』と思ってやりたいことを詰め込んだ」という1stアルバム『冥土ノ土産』、「1stを買ってくれた『お孫さんたち』（ファンの名称）に対するお礼」という2ndアルバム『孫ノ手』も大ヒット。昨年は東京・赤坂BLITZでのワンマンライブや初の全国ツアーの開催など、ライブ活動も活性化している。

「全国ツアーを始める前は不安でしょうがなかったんですけど、2～3本目で『みなさんが自分のことを受け入れてくれてる』ということがわかって。『歌ってみた』カテゴリーの良さは、歌い手のみなさんが音域、声量の限界まで使って歌ってることだと思うんですよ。録音のときにギリギリまで力を使ってるので、それをライブで歌うとどうしても違ってくるんですよね。もちろん全力でやりますが、完璧に歌うのは正直ムリ（笑）。その違いがライブのおもしろさだと思います」

5月から『島爺日本全国ツアー2018爺さんぽ～冥土の国から'18春～』がスタート。大阪・なんばHatch、東京・新木場STUDIO COAST公演を含む今回のツアーでも“ダイナミックなボーカルを響かせる82歳のお爺ちゃん”という唯一無二のキャラクターを存分に発揮してくれるはずだ。

「僕のライブは『おじいちゃん、入れ歯の調子どう？』とか、お客さんが普通に話しかけてくるんですよ（笑）。今回もアットホームな雰囲気になると思うし、みんなが楽しめるライブにしたい。最初のアルバムを出せた時点で歌手としての人生はある意味『上がり』だと思っていて。その日のライブのことだけを考えて『ここで喉が壊れてもいい』くらいの気持ちで臨みたいですね」