【インタビュー】RYTHEM

2025/4/15(火)

RYTHEMの歌を届ける“ふたつはひとつ”の2DAYS

解散から10年の時を経て、2021年に再始動したRYTHEM。デビュー20周年の記念日となる2023年5月21日にはZepp DiverCity(TOKYO)でワンマンライブ『楽しさを運ぶ幸せのリズム便』を開催し、「もう一度、ふたりで歌の道を歩み直そうと思います」と宣言。昨年6月には14年ぶりとなるニューアルバム『ウタタビ』をリリースした彼女たちが3年連続となる周年ライブをおこなう。

YUI「20周年ライブを皮切りに毎年、ファンの皆さんと一緒にRYTHEMのデビュー記念日をお祝いすることを続けてきて。22周年もファンの皆さんと一緒に過ごせたら嬉しいです」

YUKA「昨年と同じく、日本橋三井ホールでやらせていただくんですけど、今年は2日間あるんですね。初めての2DAYS公演は挑戦になるし、2日連続で皆さんに会えるのも楽しみです」

TVアニメ「NARUTO-ナルト-」のエンディングテーマで、〈二つは一つ〉と歌っていたデビュー曲「ハルモニア」から22年。『RYTHEM 22周年 ふたつはひとつの2DAYS』と名付けられたライブの1日目はデュオ編成でおこなうという。

YUI「私たちが解散する前は鍵盤とギターを背負って、二人きりで全国のインストアライブを回っていて。いろんなところで歌わせていただいた歴史や記憶を思い出すようなライブができたらいいなと思っています。デビュー直後にやっていた路上ライブというコンセプトも掲げていて。初心を思い出すような形で二人の声と二人の演奏する楽器だけで作る。派手さはないかもしれないけど、歌声の温かさを感じてもらいたいし、素っ裸の音楽を届けたいと思ってます」

そして、2日目はデビュー20周年記念ライブでも見せたバンド編成となっている。

YUKA「20周年ライブでそれぞれの楽器を置いて、ハンドマイクで歌うというパフォーマンスを初めてやったんですよ。それまでは1ミリも動かない二人だったから、ファンの方に“動いてる”ってSNSで書かれたくらい(笑)。でも、ハンドマイクでみんなの近くまで行って歌えたことで、表情を間近で見ることができて、みんなの喜びを肌で感じたりもしたんですね。それに、楽器を手放したからこそ、さらに繊細なところまで突き詰められるハモリというものもあって。例えば、新しいアルバムに入っている新曲「ハモり鳥」は楽器を弾きながら歌える曲ではないというくらいの高速ハモリがあって、誰も気づいてないんじゃないかというくらい入れ替わっているし、バンドじゃないと表現できない曲が他にもたくさんある。RYTHEMが持ってる二面性を見せたいし、少しエンターテインメント性のある、魅せるようなステージにしたいですね」

RYTHEMのライブは開演前から場内に鳥のさえずりが聞こえる。足を一歩踏み入れた瞬間から、そこはRYTHEMの森となっているのだ。

YUI「私はいつもMCで『RYTHEMのライブはあなたが主役です』というメッセージを伝えているんですね。もちろん、私たちは幸せを届けますという気持ちで全身全霊をかけて歌いますが、自分の思い出が詰まったRYTHEMの曲を聴きたいという気持ちで来てくださる方もたくさんいる。そういう方たちが自分の席で当時の恋や青春時代を鮮明に思い出していただけるライブが理想だなと思っていますね」

YUKA「1年に1回、大きなライブをしているので、この3年間でその日を待ってくれてる方がすごく増えて。記念日に照準を合わせて、この日のために全国各地からたくさんの方が集まってくださるし、自分たちもこの日を中心にいろんな活動を考えるようになって。かけがえのない時間になるように精一杯、歌を届けたいですし、これからもずっと続けていきたいですね」

誌面連動Q&A

• Q.
  手土産を選ぶポイントは？

A.
YUI「食べ物は差し入れも多いと思うので、極力食べ物は避けようかなと意識しています。「自分だったら嬉しい」という気持ちも含まれているんですけど、女性のアーティストさんの場合だとパックをあげるのが定番になっています。いくつあっても困らないですし、保存期間も長いですし、自分でも嬉しいのでパックを持っていくことが多いです。プレゼントにするときは「FEMMUE」というブランドの箱入りを買っています」

YUKA「最近は男女ともに喜んでいただけるものを見つけまして、栄養剤のアミノバイタルを渡しています。瓶だと持ち帰るのが大変ですけど、これは粉なのでケータリングのところに置いておくと皆さん持っていってくれますし、翌日の疲れの取れ方が違うということで、ミュージシャン内でちょっとブームになっています(笑)。私も必ずライブの日は飲みます」