【インタビュー】レミオロメン
2026/9/15(火)

感謝を届けた全国ツアーを経て、
新たなる再会の旅へ──
2025年12月に活動再開を宣言し、2026年3月9日から始まった16年ぶりの全国ツアーを終えたばかりのレミオロメン。心待ちにしていたファンと向き合い、一本一本丁寧に感謝の思いを届けてきたツアーを振り返る。
藤巻亮太「再始動するにあたり、僕らの音楽をしっかりと届けるんだという思いで準備をしてきたので、一本一本すべて思い出せるぐらい濃いライブになりました。中心にある思いは、会いに来てくださるみなさんに対して、16年ぶりの感謝の気持ちをちゃんと届けることでしたが、僕たちなりに今のベストを尽くして回ることができたのかなと思っています。そんな僕たちの思いを汲んでくれて、プロフェッショナルな仕事をしてくださったスタッフのみなさんにも感謝しています」
前田啓介「活動休止前のレミオロメンのツアーと、今回のツアーをあえて比べると、レミオロメンに対する解釈がより深まったなと思います。自分のプレイもそうだし、レミオの音楽、3人の関係性や、スタッフが僕らにしてくれていたことだったり。あの頃、こんなことをしてくれていたんだ、とか、そんなことを感じながら一本一本ライブをやっていた感覚なんです。その感覚の先に16年待ってくれていたお客さんがいて。その人たちとしっかり思いを繋ぎ合わせていくようなツアーだったと思います」
神宮司治「活動休止した当時、“この休んでいる期間が成長できる期間で、次にレミオロメンを再開する時に何か良い影響を与えてくれるだろう”ということを書いていたんですね。実際に再開してみて、休止中の14年間のそれぞれの人生経験がサウンドの中に込められていると思ったし、レミオロメンの細かいところを今だからこそ理解できたと感じました。16年ぶりにお客さんの前で演奏すると、本当に待っていてくれたこと、楽しみにしてくれたことがダイレクトに伝わってきて。それが嬉しくて、感謝の思いを届けたいなと思いました」
誰もが楽しめるようにと練りに練ったセットリストは、再始動に至るまでの彼らの心の機微を反映させたものになった。
藤巻「特に冒頭の『追いかけっこ』『まめ電球』『フェスタ』は、原点である3人の音を16年ぶりにお客さんに聴いてもらおうという思いがありました。同じ町に生まれて、出会い、3人で始めたレミオロメンの一番濃いものが詰まっていたと思います」
神宮司「みなさんに知ってもらった曲はいろいろありますが、3人だけで作って鳴らした曲から見せることに意味があるんじゃないかなと」
前田「ただ、ものすごい緊張感でね(笑)。これまでもいろんなツアーをやってきたけど、一生忘れられないオープニングだったと思う。思い出に残る緊張感でしたね」
藤巻「限られた時間の中で、ものすごい緊張感から、ある種の大きな一体感まで、一つの音楽的な旅としては、お客さんたちと一緒にいろんな景色が見られたツアーだったと思います」
今回のツアーを通して、それぞれが積み重ねてきたものを改めて実感することになった。
神宮司「いろんなアーティストのサポートをする中で揉まれて、未熟な部分をなんとかしなきゃという思いで必死に過ごしてきた。それが今のレミオロメンにとってプラスになって返ってきたなと思います」
前田「8年ぐらい前に少しベースに触れる機会があったけど、それ以来真剣に弾くことがなかった。だけど今回楽器を持ってみて、自分は音楽のそばにいたんだなって感じたんですよ。確かに足りない部分はあるんだけど、音楽の中に侵入していく気持ちは変わってないんだなと。改めて自分は音楽が好きなんだなと思った」
藤巻「バンドのアンサンブルや、みんなの思いというものを感じなきゃいけないんですけど、正直今回は自分のことで精一杯でした(笑)。だけど、一生懸命向き合う啓介の姿勢、治の姿勢は感じていたし、体調管理も含めて、自分のベストを尽くすことができたかなと思います」
時間をかけてでも全都道府県を回ると宣言していた通り、レミオロメンは新たなる再会の旅に出る。タイトルは『Re Dialogue Tour 2027』。
藤巻「今回のツアーで、目に見えない、言葉を超えた会話、対話みたいなものがライブ会場では成立するんだなあと思ったんです。久しぶりに来てくれた方、当時は小さくて来られなかったから今回初めて来てくれたという方、そしてこれは肝に銘じなきゃいけないんですが、もう一度レミオロメンを見たいなと思いながら他界された方もきっといらっしゃって。それぞれの人生、それぞれの思いが、ライブという場所で交錯しているのを感じたんです。そういうお客さんたちと上辺だけじゃない、心と心が対話できるようなツアーにしたいなと思っています。今回のツアーの実感とともに、もう一度新鮮な気持ちで22本、お客さんと向き合いたいなという気持ちで、このタイトルをつけました」
神宮司「今回とはまた違うレミオロメンの幅の広さであったり、まだ見せていない景色もあると思うので、またみんなでスタジオに入って、いろいろと探っていこうと思っています」
前田「またレミオワールドにみんなを連れて行くんだけど、そこに咲いている花が違ったり、天候が違ったり、ちょっと脇道に入ったり。しっかりとした本筋は見せながらも、いろんな冒険をして、違う景色をみんなと一緒に見るような、そういうツアーにしたいと思います」
プロフィール
レミオロメン
'03年にデビューし、「粉雪」「3月9日」をはじめ数々の名曲をリリース。'12年2月に活動を休止したが、'25年12月に活動再開を発表し、16年ぶりの全国ツアーを開催した。メンバーは藤巻亮太(Vo./Gt.)、神宮司治(Dr.)、前田啓介(Ba.)。
公演情報
Re Dialogue Tour 2027
- '27/3/9(火) 19:00 東京ガーデンシアター(有明)
- 3/13(土) 18:00 千葉・市原市市民会館
- 3/20(土) 18:00 長野・岡谷市文化会館カノラホール
- 3/27(土) 18:00 高知・海のまちホール(須崎市立市民文化会館)
- 4/3(土) 18:00 鳥取・米子市公会堂
- 4/4(日) 17:30 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 大劇場
- 4/10(土) 18:00 ベネックス長崎ブリックホール
- 4/11(日) 17:00 佐賀・鳥栖市民文化会館
- 4/25(日) 17:00 なら100年会館
- 4/28(水) 19:00 北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)
- 5/15(土) 18:00 愛知・名古屋センチュリーホール
- 5/16(日) 17:00 岐阜・長良川国際会議場
- 5/22(土) 18:00 山口市民会館 大ホール
- 5/30(日) 17:00 山梨・YCC県民文化ホール
- 6/5(土) 18:00 福井・敦賀市民文化センター
- 6/6(日) 17:00 石川・本多の森北電ホール
- 6/12(土) 18:00 茨城・ザ・ヒロサワ・シティ会館
- 6/20(日) 17:00 福岡サンパレスホテル&ホール
- 6/26(土) 18:00 宮城・仙台サンプラザホール
- 6/27(日) 17:00 青森・SG GROUPホールはちのへ(八戸市公会堂)
- 7/3(土) 18:00 大阪・フェスティバルホール
- 7/4(日) 17:00 兵庫・神戸国際会館 こくさいホール
インタビュー・文/大窪由香
構成/月刊ローチケ編集部 9月15日号より転載
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— ローチケ ライブ (LIVE) (@l_tike_live) September 10, 2026