【インタビュー】MONKEY MAJIK

2024/9/15(日)

『CIRCLES』の初披露曲あり、懐かしい曲ありのツアーに！

10月12日の札幌から12月1日の仙台まで、15公演がおこなわれる『MONKEY MAJIK LIVE TOUR 2024 ～CIRCLES～』。タイトルの通り、7月24日にリリースされた14thアルバム『CIRCLES』がメインのツアーとなる。

このアルバム『CIRCLES』は「旅に出たくなるような、カラフルなアルバムになった」と、Maynardは言う。

「僕らは90sキッズなので、インスパイアされたルーツミュージックの要素を入れたいというところからスタートしました。『Scramble』には日本のシティポップの影響があるし、『Imposter』はニューウェイブからスタートして、この4人ならではのものにできました。ジャンルレスなバンドだし、4人の様々なバックグラウンドが生きたサウンドになったと思います」

中でもDef Techとのコラボで6月に配信された『O.G. Summer』は、ファンクサウンドに乗った歌詞も楽しい「オジサンたちのサマーソング」で、6人が活躍？するMVもノリノリの出来となっている。

TAX「映像監督の方が、歌詞の中にある面白いワードを尊重してくれて、いくつかの場面をビジュアル化してくれました。自分たちもDef Techのメンバーも互いに納得し合って(笑)、楽しんで撮影できました」

収録曲からメンバーそれぞれのオススメ曲を聞いてみると……。

DICK「ベース的には『Fashion』ですね。音楽理論から外れた音作りをしていて、まとまるまでは難しかったのですが、そういうところにも耳を傾けて聴いてほしいです」

TAX「『Borderline』です。電車みたいな身近な乗り物で知らない街にフラッと行って新しい体験をするというテーマの曲です」

Blaise「『Scramble』かな。Maynardやみんなのアイデアをタワーのように積み上げていって、面白い曲にできました」

Maynard「僕も『Scramble』ですね。いつもとはちょっと違うスタイルにチャレンジすることで、何か次のステップにつながるかも……という予感がする曲になりました」

今回のツアーでは、こうした曲を含めて最新作の楽曲が中心に披露される。メンバーはツアーの開始を心待ちにしている。

TAX「アルバムリリースからすぐにツアーができるのは久々で、楽曲を新鮮なうちにライブでお届けできるのがすごく楽しみです。ライブ用に作り込んでいく作業も楽しくて、早く初日を迎えたいと思っています」

DICK「今回、ツアーでは久々に行ける土地がたくさんあるんですよ。新潟もそうだし、バンドでは札幌も久しぶりですね。特においしい食べ物がある場所は楽しみです(笑)」

Maynard「いいアルバムができたので、その中からできるだけたくさんやりたいですね。もちろん懐かしいナンバー、皆さんが聴きたい曲もやるので、楽しみにしてほしいです」

Blaise「何曲かはもうライブでやっているけど、『HYLMN』や『Fashion』などはこのツアーで初めて披露するので、楽しみです。やっぱりライブは生き物ですから」

MONKEY MAJIKは来年、25周年を迎える。今年は7月27日に初の主催フェス『enigma music fes 2024』を開催したが、来年の記念イベントのアイデアも少しずつ出ているという。

「仲間も呼んで、ファンも喜べてメンバーもステージで遊べるようなビッグ・パーティーにしたいね。でも今のメインフォーカスは次のツアー。そこからまたアイデアがつながれば」とMaynardも語るように、また新たな何かが始まりそうなツアーに期待！