【インタビュー】LUNA SEA

2026/6/15(月)

LUNA SEA

6年ぶりの新曲「FOREVER」を携え、
全国ツアーを開催

LUNA SEAが6年ぶりの新曲「FOREVER」をリリースした。2月17日、闘病中だったドラマーの真矢が惜しくも逝去。本作のドラムパートは生前にレコーディングを終えており、メンバー5人で生み出した最後の、掛け替えのない1曲となる。楽曲誕生の背景やバンドの現状について、ボーカルのRYUICHIが語ってくれた。

「元々はベースのJが原曲を持ってきてくれて、何年か前からセッションしたり、アレンジメントのビルドアップをしたりと、メンバーの中でもずっと大切にしてきた曲なんです。結果的にではあるけれども、真矢くんが旅立ったこのタイミングでみんなに届けられるのは、すごく良かったんじゃないかな?と思っています」

「メロディが本当に美しい曲」とRYUICHIも評する通り、壮大で慈愛に満ちたこのロックバラードは新たな代表曲になるだろう。FOREVER(永遠)というタイトルは真矢が旅立つ前から決まっていて、LUNA SEAというバンドの数奇な運命を感じざるを得ない。

「“永遠はない”という解釈もあるけど、僕は“あるんじゃないか?”とずっと探していて。こうしてメンバーのひとりを失うと、いなくなったのに逆に、存在を感じられるんですよね。真矢くんのドラムの音を聴くと息遣いを感じるし、そこに真矢くんがいるな、と。レコーディングでもライブでもそれは同じで、“これは永遠なんじゃないかな?”と感じられた瞬間でした」

ミックスプロデューサーとして参加し、世界基準の音像に仕上げたのは、グラミー賞受賞作を多数手掛けたロック界の巨匠スティーヴ・リリーホワイト。30周年記念アルバム『CROSS』、『MOTHER』『STYLE』の新録セルフカバーに続き、同氏と3度目のタッグが実現した。

「スティーヴは本当に魔法使いみたいな人なんです。出会えたこと、そしてローリング・ストーンズやU2などを手掛けていた彼が、島国日本のアーティストLUNA SEAを気に入ってくれて、オファーを受けてくれたことがすごく嬉しいです。メンバーの間で『スティーヴとできないかな?』『断られたらどうする?』と言い合っている片想いから始まったけど、上がってきた音源を聴けば“両想いだったんだ!”と思えるような・・・今ではそんな関係性です」

「FOREVER」の発売日、つまりLUNA SEAの結成記念日の5月29日、真矢が愛した故郷・秦野を皮切りに全国ツアーが始まっている。

「もちろん、真矢くんが観光親善大使(はだのふるさと大使)を務めていたということもありますし、僕らLUNA SEAの地元でもある秦野から今回はツアーをスタートさせるのが一番良いんじゃないかと」

ツアー開幕後に発表されたアリーナ4公演を含め、全25会場37公演。自身の動員記録を更新する見込みのビッグツアーである。通常ならば活動を休止しても不思議はない状況で、LUNA SEAはむしろ加速することを選んだ。

「今自分たちが立ち止まるのは、ファンのみんなに申し訳ないな、という気持ちがありました。やっぱり、音楽に対する愛だと思うんですよね。今回のツアーは真矢くんの想いを継いで、バトンを渡された淳士がドラムを叩いてくれるんですけど、きっと全箇所に真矢くんの魂が帯同して、5人プラス淳士で回っていくと思うんです。師弟の愛もあれば、僕らバンド5人の愛もあるし、スタッフも真矢くんに対しての愛があって、みんなで一丸となって楽しめるライブになると思う。僕はジストニアという発声障害も抱えているのですが、非常に良くなって改善されてきているので、ステージに上がれるうちは、真矢くんの想いをしっかり抱いて、今自分たちがやりたい音楽を4人でつくって、皆さんに届けにいけたらいいな、と。真矢くんは涙脆い人だったけどネガティブなことを発信するのは嫌いな人でした。だから僕たちも思いっきり楽しんでパフォーマンスすることが一番喜んでもらえると思うし、そういうツアーにしたい」

GLAYとの四半世紀ぶりの対バンライブ『The Millennium Eve 2025』の映像作品も発売されたばかり。この日限りのシャッフルバンド・セッションなどまさに夢の一夜だった。

「時代が移り過ぎ、久しぶりに集まった時に、昔と全く変わらないテンションと関係性だったのがすごく嬉しかったな。デビューが数年しか変わらないほぼ同期みたいなものですが、“その数年が大きな意味を持っているんです”とTAKURO(GLAYのリーダー)が言ってくれて。僕らとしては“イヤイヤ~”って感じなんだけど、“先輩は先輩なんです”と立ててくれてね(笑)。偉業を成し遂げているGLAYのメンバーだけど、そういう気さくで腰の低いところが全然変わらないな、というのが印象的でしたね」

振り返れば、『DUAL ARENA TOUR』『ERA TO ERA』とツアーを重ね、自分たちの過去と向き合うタイムリープの旅は2025年2月23日、“覚悟の夜”を謳った東京ドームで総決算を終えていた。図らずも形は変わってしまったが、LUNA SEAは既に、新しい旅に向かっている。

「まずは年内のツアーをしっかりと、真矢くんをお神輿に乗せるつもりで全会場を回っていきたい。ツアーが終盤に差し掛かった頃にはきっと“次どんなことやる?”という話がどんどん発展していくんじゃないかな? 初めて観にきた人にも楽しんでもらえるような、また、インディーズ時代からずっと応援してくれている、ファン歴38年みたいな人を唸らせるメニューも含めたツアーにしたいです。ぜひ楽しんでください」

プロフィール

LUNA SEA/るなしー

'89年結成、'92年にメジャーデビューし、90年代のヴィジュアル系シーンをけん引したロックバンド。'00年に終幕を宣言して活動を停止したが、'10年より再始動。5月29日に6年ぶりとなる待望の新曲「FOREVER」をリリースした。

LUNA SEA

公演情報

LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -FOREVER-

  • 6/19(金) 18:30 栃木・宇都宮市文化会館 大ホール
  • 6/21(日) 18:00 群馬・高崎芸術劇場 大劇場
  • 6/25(木) 18:30 埼玉・大宮ソニックシティ 大ホール
  • 6/26(金) 18:30 埼玉・大宮ソニックシティ 大ホール
  • 7/4(土) 18:00 愛知県芸術劇場 大ホール
  • 7/5(日) 16:00 愛知県芸術劇場 大ホール
  • 7/11(土) 18:00 茨城・ザ・ヒロサワ・シティ会館 大ホール
  • 7/12(日) 18:00 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール
  • 7/20(月・祝) 18:00 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru
  • 7/25(土) 18:00 千葉・森のホール21 大ホール
  • 7/26(日) 16:00 千葉・森のホール21 大ホール
  • 7/30(木) 18:30 大阪・オリックス劇場
  • 7/31(金) 18:30 大阪・オリックス劇場
  • 8/8(土) 18:00 新潟県民会館
  • 8/15(土) 18:00 山形・やまぎん県民ホール
  • 8/16(日) 18:00 岩手・盛岡市民文化ホール 大ホール
  • 8/28(金) 18:30 広島・上野学園ホール
  • 8/29(土) 16:00 広島・上野学園ホール
  • 9/20(日) 18:00 熊本城ホール
  • 9/22(火・休) 18:00 福岡サンパレス ホテル&ホール
  • 9/23(水・祝) 16:00 福岡サンパレス ホテル&ホール
  • 10/3(土) 18:00 宮城・仙台サンプラザホール
  • 10/4(日) 16:00 宮城・仙台サンプラザホール
  • 10/10(土) 18:00 鳥取・米子コンベンションセンター
  • 10/11(日) 18:00 岡山・倉敷市民会館
  • 10/17(土) 18:00 愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
  • 10/18(日) 16:00 愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
  • ★アリーナ公演の詳細は、決定次第下記リンク先にて発表します

インタビュー・文/大前多恵
構成/月刊ローチケ編集部 6月15日号より転載

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