【インタビュー】GReeeeN
2022/9/15(木)
ファンへの感謝を詰め込んだ特別な大型公演を開催
GReeeeNの快進撃が止まらない。近年は精力的にリリースを重ね、2020年には「星影のエール」(NHK連続テレビ小説『エール』主題歌)や、2021年には11枚目のアルバム『ベイビートゥース』などヒット作を連発。新型コロナウイルスが蔓延して以降、リリースのペースを落とすアーティストが多い中、GReeeeNはむしろ量と質を高めながら疾走中だ。何が彼らをそうさせているのか? メンバーの総意としてGReeeeN名義でメールインタビューに答えてもらった。
「あまり今までと変わってはないかと思いますが、コロナ禍において、当たり前だった景色は、いつ、どの瞬間でも変わっていくものだということは実感しました。なので、なるべく今を燃やす。この瞬間を最大限でいることをより強く思ったのかもしれません」
彼らは現在『GReeeeN LIVE TOUR 2022「GReeeeNと不思議な大脱走」』の真っただ中。7月から11月まで続く大規模なツアーは、なんと漫画『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎先生のキャラクターデザインによる“スペシャルライブツアー byGReeeeN”として開催中だ。
「まず、こんな日々の中、貴重なタイミングを使って来てくださる皆さんに、楽しくなるような、行って良かったなという時間を過ごしていただけるライブを考えました。僕らだからこその変幻自在を、メッセージを、楽しんでいただければ幸いです」
そして待望のニューシングル「味方」は、8月から公開されている映画『ハウ』(犬童一心監督、田中圭主演)の主題歌に起用。人間と保護犬との絆を描いたドラマにふさわしい心あたたまる1曲になっている。
「僕達にも家族だった犬がいました。彼らがくれた日々は、時に親友のように黙ってそばにいてくれたり、時に親友のように散歩の道で喧嘩になったり(笑)。そんな日々をメロディに、言葉にしてみました」
力強くあたたかいメロディ、絶妙なハーモニー、愛にあふれたメッセージが胸に迫る、GReeeeNらしい素敵な楽曲。そこには彼らならではのこだわりと、リスナーの気持ちに寄り添った仕掛けがある。
「映画の方で流れるバージョンはイントロがあります、そして曲単体で聴いていただける方にはイントロは無く、椅子を引く音と咳払いから始まります。この歌が映画のなかで聴く時には物語を彩るように、スマホや音楽プレーヤーを使って聴いていただく時にはそっとそばに寄り添ってくれる友達のような曲になればいいなと思い、バージョン違いで作ってみました!両方楽しんでいただけると幸いです!」
そして早くも2023年1月に大阪と東京で開催されるアリーナ公演が決定。1月7日の大阪城ホールと1月22日の東京・国立代々木競技場第一体育館での2公演は、GReeeeNを愛するファンへの感謝の思いを込めた特別なものになるはずだ。
「姿もないGReeeeNなんていう存在を、そしてその曲たちを好きと言ってくださる皆様へのアリガトウゴザイマスを込めに込めています!!夏のツアーと一緒に楽しんでいただければうれしいです!!沢山の日々の中にGReeeeNの曲がいられること、感謝も喜びもそこに!!さぁ、準備はいいかーーーー!!盛り上がってこうぜーーーーー!!」
プロフィール
グリーン
HIDE、navi、92、SOHの男性4人組、福島県で結成されたボーカルグループ。
公演情報
- ’23/1/7(土)大阪・大阪城ホール
- 1/22(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
インタビュー・文/宮本英夫
構成/月刊ローチケ編集部 9月15日号より転載