【インタビュー】Gacharic Spin

最新アルバム＆ライブで今のバンドの勢いを感じろ！

2019年に新メンバーとなるアンジェリーナ1/3（Mic Performer）とyuri（Dr）を迎え入れ、最新＆最強の布陣で結成12年目を駆け抜けているGacharic Spin。今夏にはＴＶ番組「マツコの知らない世界」のガールズバンド特集で取り上げられたこともあり、注目度は急激な高まりを見せている。アンジェリーナ1/3（以下、アンジー）とＦ チョッパー KOGA（以下、KOGA）の2人に話を聞いた。

アンジー「YouTubeでMVを観てくれる方が一気に増えたりして、反響はものすごくありますね」

KOGA「今のGacharic Spinが一番最高だなと思える状況をメンバー全員が感じられています」

そんな好状況を加速させるべく先ごろ届けられたのが、初のセルフプロデュース作となるメジャー5thアルバム『Gacharic Spin』。

アンジー「自分の可能性を探りながら、より深くGacharic Spinの中に入り込んでいく作業はすごく楽しかったですね。よりいっそう思いがこもった作品になったので、めちゃくちゃ手ごたえしかないです」

KOGA「今まで以上に気合いが入ったことで、メンバー同士がいいぶつかり合いをしながらこだわりをもって制作することができたんですよ。それによってお互いのリスペクトはより強まったと思います。 ここからGacharic Spinの世界に踏み込もうと思っている人は、まずこのアルバムを聴いてほしいです！」

ヘビィでラウドなサウンドに人間味のあるリリックをのせた「I wish I」や、鬱憤を吐き出しながらも自分を愛し、生きることを誓う「MindSet」といった強力なリード曲を筆頭に、熱いパッションをテクニカルな演奏で表現しつくした全10曲。そこには今の時代を生き抜くためのメッセージが満載されている。

KOGA「今までは“元気に行こうぜ！”って引っ張っていくような曲が多かったんですけど、今回は今まで見せていなかった弱さや孤独みたいなものを表現することができて。そういう意味では、聴いてくれるみんなに寄り添えるアルバムにもなっていると思います。意識せずとも生きることを歌った曲が多くなったのは、コロナ禍を通してメンバーそれぞれが自分と向き合った結果かもしれないですね」

現在、彼女たちは今のバンドの勢いをリアルに届けるべく47都道府県ツアー『ROCKET SPIRITS』の真っ最中だ。

アンジー「マスク越しでもみんなの楽しんでくれている表情は感じられるので、ライブをするたびに“生きててよかった！”っていう気持ちになりますね。ちなみに今回のツアーは1日に2公演をやっているので、実際は〝47都道府県×2〟なんですよ。相当鍛えられそうです（笑）」

そして来年1月10日には、20歳になったアンジーを祝うライブ「アンジーなりの成人式～夢は口に出せば叶う‼～」がZepp Haneda（TOKYO）で開催される。

アンジー「音楽を始めたときからの夢だったZeppに立てる機会をいただけたのが本当に嬉しいです。私が伝説を作る日を必ず観に来てほしいです！」

KOGA「バンドとしていいライブをするのはもちろんですけど、この日だけはちょっと親心を出して、“アンジー、ブチかませ！”っていう気持ちで臨むことになると思います（笑）」