【インタビュー】三浦大知
2026/5/15(金)

今の自分の人生が剥き出しになるライブにしたい
2025年は、記念ツアーのラストを4日間にわたってアリーナで開催。楽曲面では絶対の信頼を置くプロデューサー、Nao'ymtと両A面シングル「Horizon Dreamer / Polytope」を制作し、長年タッグを組むUTAとは、2人で手掛けた44曲もの楽曲をまとめたアルバム「Archive」を発表した三浦大知。1歩ずつ着実にステップアップを重ね、常に未開の地を切り開いてきた彼は、ここまでの歩みを「新しいことに挑戦したり、たくさんの出会いがあったり、すごく深い20年だった」と語る。
「振り返ってみると、変なことしたいんだなっていうのはすごく思いました。楽曲にせよ、ライブにせよ、実験的なものが多いなって。その時々で、自分がやったことのないもの、見たことがないものをなんとか表現しようとして、もがいてきた20年だったなと思います」
経験を重ねることで「自分の声を楽器として身体全体で鳴らせるようになってきた」と自己分析。節目を迎えたことで、“歌う理由”にも変化の気配を感じているという。
「歌う理由の根本は昔から変わってなくて、歌とダンスで自分を表現して、それが誰かの気づきや救いになるようなものを作り続けたいと思っているんです。ただ、20周年を経て、自分の音楽やパフォーマンスがこの先どう残るのかを、以前より強く意識するようになりました。たぶんそれは、こうやって好きなことをやれている今この瞬間が当たり前じゃないという尊さをより感じるようになってきたから。その分、自分が生み出すものにもっと責任をもって、ちゃんとかけがえのないものにしていこうという意識が芽生えてきているんだと思います」
彼にとってライブは、音楽活動における『1つのゴール』。楽曲をどう表現し、観客にどう受け取られるかによって初めて成立するという考えから、「ライブはゴールであり、始まりでもある」と捉えている。では、ライブならではの表現性はどこに見出しているのか。
「やっぱりライブは“生”ってことですよね。同じ会場、同じ曲でやっても同じにはならないし、1つ1つが生き物のように機能している。同じ瞬間がないところに尊さを感じるし、だからこそ、その瞬間に全力を注ぎ込むんです」
そんな三浦大知の全国ツアー『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2026 Raw / Bare』が9月12日から始まる。20周年を経た彼が、自身に課したテーマは『遠慮なく、容赦なく、やる』。その言葉通り、他を凌駕するほど圧倒的なものを見せると意気込む。
「自分の可能性に対しても遠慮しない。とにかくやりたいこととか、今チャレンジできることを全力でやる。今の自分の人生が剥き出しになるライブにしたいと思っています。『剥き出しにする=容赦しない』ということ。出せるものを全部出して、加工されていない、そのままの自分をぶつけられるライブにしたい」
ツアーに向けて新曲も用意するとのこと。次のツアーでは戦闘モードの三浦大知が、ステージに立つ。
「20周年で一区切りつけた次だから、威力あるものをやりたいんですよね。それは演出過多という意味ではなく、自分の表現や気持ちを露わにしていくということ。今年の三浦大知のパフォーマンスは、今年の三浦大知にしかできないものだと思いますし、それがいつまで続くのか、どう変わるのかはわからない。今できることは本当に今しかできない。もしかしたらこれが最後かもっていうぐらいの気持ちで毎回やりたいと思っていて。今この瞬間の三浦大知をキャッチしに来てもらえるとうれしいです」
誌面連動Q&A
- Q.
手土産を選ぶポイントは?
A.
「贈る方の好みなどを毎回調べて選ぶようにしています。また、これまでを振り返っても、同じものをセレクトしたことはないですね。たとえばリハーサルに参加するメンバーに差し入れをする時は、毎回ラテを買うカフェも変えています。それでみんなが驚いたり、喜んでいる表情を見るのが好きなんですよね」
プロフィール
三浦大知/みうらだいち
天性の歌声とリズム感、抜群の歌唱力と世界水準のダンスで人々を魅了し、コレオグラフやソングライティング、楽器も操るスーパーエンターテイナー。
公演情報
DAICHI MIURA LIVE TOUR 2026 Raw / Bare
- 9/12(土) 17:30 埼玉・三郷市文化会館 大ホール
- 9/13(日) 16:00 埼玉・三郷市文化会館 大ホール
- 9/20(日) 18:00 大阪・グランキューブ大阪
- 9/21(月・祝) 17:00 大阪・グランキューブ大阪
- 9/24(木) 18:30 東京・SGC HALL ARIAKE
- 9/25(金) 18:30 東京・SGC HALL ARIAKE
- 10/6(火) 18:30 埼玉・川口リリア・フカガワみらいホール(メインホール)
- 10/17(土) 17:30 静岡・富士市文化会館ロゼシアター 大ホール
- 10/18(日) 17:30 岐阜・長良川国際会議場 メインホール
- 10/24(土) 17:30 千葉・森のホール21 大ホール
- 10/30(金) 18:30 宮城・仙台サンプラザホール
- 10/31(土) 17:30 岩手・盛岡市民文化ホール 大ホール
- 11/6(金) 18:30 高知・高知県立県民文化ホール オレンジホール
- 11/8(日) 17:30 岡山・倉敷市民会館
- 11/18(水) 18:30 神奈川・よこすか芸術劇場 大劇場
- 11/22(日) 17:30 兵庫・神戸国際会館こくさいホール
- 11/23(月・祝) 16:00 兵庫・神戸国際会館こくさいホール
- 11/27(金) 18:30 福岡サンパレス ホテル&ホール
- 11/29(日) 17:30 熊本城ホール メインホール
- 12/19(土) 17:30 愛知県芸術劇場 大ホール
- 12/20(日) 16:00 愛知県芸術劇場 大ホール
インタビュー・文/猪又孝
構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載