【インタビュー】超特急

2018/09/18(火)

超特急

超特急史上最大規模のツアーに乗り遅れるな

他に類を見ないメインダンサー＆バックボーカルグループとして活躍中の超特急。6人体制となってリスタートした2018年も活動ペースを緩めることなく、この夏はドラマ「ヒモメン」（テレビ朝日）主題歌に起用された15thシングル「Jesus」をリリース。自らがホストを務める「“超”超フェス」や「a-nation」など各地のフェスでも暴れまくった。そんな一年の締めくくりとして開催されるのが、東西アリーナツアー『BULLET TRAIN Arena Tour 2018GOLDEN EPOCH』だ。メンバーを代表してリーダーのリョウガに、最近の活動を振り返りつつツアーの抱負を語ってもらった。

最新シングル「Jesus」は、和風テクノ～ヒップホップなど、くるくる変わる曲調や歌い回し＆ダンスが強烈なインパクトを放つナンバー。各メンバーが美術館の作品となって展示されるというシュールなMVも含めて、超特急ナンバーの中でも新機軸といえる楽曲だ。

「この曲のMVのテーマが“ネオクールミュージアム”ということで、一見ダサいような、よく見るとかっこいいような、やっぱりダサいような世界観なのですが、その中にドラマ『ヒモメン』を匂わせるようなシーンがあるので、ぜひ注目してほしいです！」

ちなみにこのMVの中で8号車（超特急ファンの呼称）たちに衝撃を与えたのが、リョウガがマネキンと絡むシーン。メンバー全員が成人を迎えた最近の超特急は楽曲やパフォーマンスでも大人っぽい見せ方をすることが増えてきたが、メンバーはそれをどう捉えているのだろうか。

「個人的にはとっても恥ずかしいです！（笑）マネキンと絡むシーンに関しては、どうしていいのかわからず混乱状態だったので、監督が一から細かく指導してくださって、その通りにした結果があれなので…なんかまるで僕が大人っぽい雰囲気を出す能力があるように思われていてラッキーです！」

このシングルの収録曲はバラエティに富んだ内容になっていて、「“超”超フェス」でお披露目された「SAIKOU KOUSHIN」（“超”超フェス盤に収録）は、パンキッシュで勢いに溢れたナンバー。“超特急のライブ”をテーマに、メンバー全員で作詞した意欲作だ。

「超特急のライブはある意味観る人の期待を裏切るような、予想の斜め上を行くようなものなので…真剣な想いも含めつつ、聴いた人の頭に残るような変な言葉を入れたいなと思いつつ、歌詞を書きました！あと、僕の考えた歌詞がタイトルになったので光栄です（ドヤ顔）」

この曲の制作などを含め、日々自分たちのライブの魅力やオリジナリティを追及しているという彼ら。年々“乗車人数”を伸ばしてきたツアーの中でも、『GOLDEN EPOCH』（英語で黄金時代の意味）は最大規模のものとなる。

「今年の目標である“さいたまスーパーアリーナに立つこと”を達成できる権利を得ることができたのが、本当に嬉しいです。そして、大阪城ホールは前回1dayだったのですが、今回は2daysということで、この勢いで超特急の黄金時代に突入するようなライブにしたいです！」

大のアニメ好きとしても知られるリョウガ的には、さまざまなアニソンフェスが行われるさいたまスーパーアリーナでのライブには感慨深いものがあるという。

「今回はアニソンの聖地・さいたまスーパーアリーナに立つ者として、当然の務めを果たすまでです…ッ!! 僕ら史上最大キャパの3万人を超える“超特急たち”で、さいたまスーパーアリーナを揺らします!!」

最近のツアーではダンサーのユーキが総合演出に名を連ねるなど、各メンバーがさまざまな形でライブ作りに参加。リョウガは開演前の影アナを担当し、8号車たちを喜ばせている。

「身に覚えがないのですが、舞台裏で影アナをしているときの僕はいつも拳を強く握っているようです（笑）。ありがたいことなのですが、皆さんかなり静かに影アナを聞くので、とてつもないプレッシャーを感じているのが体に出てしまっているのでしょう。常に聞き取りやすく話そうと努力していますが、8号車たちが一言一句ちゃんと聞き取れる日はまだ先になりそうです」

そう謙遜しつつも、突き抜けたサービス精神＆エンタメ精神を持ってステージ作りに取り組んでいる彼ら。『GOLDEN EPOCH』は、そんな超特急ならではのステージの魅力を十二分に堪能できるものになりそうだ。

「超特急による超特急にしかできない、記憶に変に濃く残るような、唯一無二のパフォーマンスをこれからしていく気持ちで走って行きますので、少しでも気になったというそこの貴方！超特急へのご乗車、お待ちしております」