【インタビュー】BILLY BOO

2026/6/15(月)

BILLY BOO

お客さんと一緒に楽しい空気を作っていきたい

2025年4月にメジャーデビューし、「ラプソディ」や「ラブソング」でチャート上位を記録。フェスやイベント、ライブを通じて着実に支持を広げてきたBILLY BOOが、初のワンマンツアー『BILLY BOO “CATALYST tour 2026”』を開催する。

「今回は新曲を3曲披露するんです。ワンマンツアーのために作った曲もあるので、その準備を進めてきました」

そう語るのは、ライブではマニピュレーターも務めるギターのKEI。前回の対バンツアーは、自分たちよりキャリアのあるバンドと向き合いながら「一本一本を良くしていく、地力をつける時間だった」と振り返る。その上で今回のワンマンツアーは、「BILLY BOOらしさをより純度高く提示できる場にしたい」という。

「ワンマンは全部が自分たちの時間なので、照明も含めて演出をコントロールできる。これまで知ってくれた人に“らしさ”を見せつつ、新しい一面もちゃんと届けたいですね」

その“らしさ”の核心としてKEIが挙げるのが、音源とライブの明確なギャップだ。

「BILLY BOOのライブは、音源と比べてかなりエネルギッシュ。そこがこのバンドの魅力の1つだと思っています」

実際、その傾向はさらに強まっている。とりわけ今回のワンマンでは、ギターの役割がこれまで以上に大きくなりそうだ。ABEMAオリジナル婚活リアリティーショー『時計じかけのマリッジ』挿入歌として書き下ろされた新曲「Darling」は、KEIによるエモーショナルなギターソロも聴きどころの1つ。さらにブラスやボコーダーの導入など、サウンド面でも新たな試みが随所に散りばめられている。

「ブラスのおかげで曲にメリハリがつきました。イントロからかなり壮大なので、ライブでも無敵感みたいなものが出せたらいいですね」

ツアータイトルに掲げられた『CATALYST(触媒)』という言葉も、その変化を象徴している。

「これまでのツアーは、BILLY BOOを知ってもらうための意味合いが強かったんですけど、今回は来てくれた人たちにもっと好きになってもらいたいし、もっと魅力を感じてもらいたい。そんなツアーにできたらと思っています」

しかも今回、初披露となる新曲を数曲用意しているという。そのうちの1曲は、ミクスチャーロック色の濃い楽曲。一方で「レンズ」や「ラブソング」のようなバラードも組み込まれ、振り幅の広いステージになりそうだ。そうしたダイナミクスを描けるのも、ワンマンならではの醍醐味だろう。ツアーは大阪、宮城、愛知、東京の4都市で開催。残すは7月11日の東京公演のみとなったが、中でも地元・仙台への思いは特別だったそう。

「仙台はなかなか帰る機会がないので、ツアーのタイミングで行けたのはうれしかったですね。仙台以外の場所から来てくれるお客さんも多かったので、それも楽しみにしていました」

そんなKEIがライブで強く意識しているのは、オーディエンスとの一体感である。

「盛り上がる曲も増え、お客さんと一緒に空気を作れるようになってきました。みんなが自然にジャンプしたり歌ったりしてくれる風景を、ステージから見るのは本当にうれしいです」

『BILLY BOO “CATALYST tour 2026”』は、これまで積み上げてきたものを証明する場であり、同時に次のフェーズへの入口でもある。

「初めて来てくれる人にもちゃんと好きになってもらえるライブにしたいですし、ずっと応援してくれている人には新曲も含めてしっかり応えたい。ワンマンだからこそできることを、ちゃんと見せたいですね」


誌面連動Q&A

  • Q.
    気分転換やリフレッシュしたいときにすることは?

A.
「制作に煮詰まったときは気になる映画を観たり、自転車に乗ることが多いです。自転車で風を感じると気分もスッキリするんですよね。特に春先は寒すぎない気温なので、気持ちよくて(笑)。自転車に乗る機会が増えますね」

プロフィール

BILLY BOO/びりーぶー

'24年結成の4人組バンド。ブラックミュージックをルーツに、ジャンルの垣根を超えた独自のミクスチャーサウンドと、キャッチーなメロディがもち味。メンバーはKAZUKI UJIIE(Vo)、KEI(Gt)、MITSU(Ba)、RIKIYA(Dr)。

公演情報

BILLY BOO “CATALYST tour 2026”

  • 7/11(土) 18:00 東京・Shibuya WWW

インタビュー・文/黒田隆憲
構成/月刊ローチケ編集部 6月15日号より転載


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