【インタビュー】ASH DA HERO

2025/5/15(木)

ASH DA HERO

ワールドツアーを経て日本公演へ「ライブ熱量は過去最高!」

今年2月、Zepp Shinjuku(TOKYO)公演をチケット完売の大盛況で終えたASH DA HERO。新体制で走り始めた“令和最強のロックバンド”は、その勢いをさらに加速させるように、3月からワールドツアーをスタートさせた。この原稿を執筆している時点では、初日のアメリカ・ハワイ公演が無事終了。現地リスナーから熱烈な歓迎を受けたようだ。

ASH「日本のカルチャーを感じてもらえる試みを準備して当日プレイしたのですが、オーディエンスの驚く姿や喜ぶ姿を見て、準備してきて正解だったなと思いました。日本をレペゼンする意識を持ってワールドツアーに挑む気持ちがより一層高まりました」

今回のワールドツアーでは、アメリカ、アラブ首長国連邦、韓国、フィリピン、ブラジルをめぐることになっているのだが(韓国はワンマン公演)、過去には中国やアルゼンチンでもライブをおこなってきた彼ら。「ありがたいことにどの国でも盛り上がらなかったことがない」(WANI)とのことだが、海外のオーディエンスはASH DA HEROというバンドであり、彼らの音楽をどう受け止めているのだろうか。

ASH「ユニークでクールな存在として歓迎してくれているのではないかと感じます。海外の音楽リスナーが思うJ-POPやJ-ROCKのティピカルなイメージとは少し違った独特の世界観と楽曲を気に入ってくれているのではないかなと。ギターレス・ミクスチャーバンドでDJがいるという編成は国外においても異彩だと思うし、その独自性も魅力のひとつとして映っているのではないかと思っています」

Dhalsim「日本のアニメ文化が持つ巨大な力みたいなものもかなり感じますね。『ブルーロック』の3曲(「Judgement」「Beast Mode」「オクターヴ」)の盛り上がりは国内外問わずすごいですけど、海外ではさらに爆発力があるときもあるし、逆にみんな急に動画を撮り出して、それに夢中になりすぎておとなしいなと思う時もあったりして面白いです(笑)」

Sato「速いビートのものは日本に近いアジア圏でも受け入れられるけど、アメリカではどっしりしたリズムや横ノリで踊れるものがフィットしたりするみたいな差もありますね。「Judgement」は日本語詞で熱唱してくれている方もいたりして、めちゃくちゃ胸熱です」

また、海外ツアーと並行して、今秋リリース予定の3rdアルバムの制作にも突入。「ギターレスサウンドを前面に出したバラエティ豊かなラインナップで、攻撃力の高いアルバムになると思う」(ASH)とのことで、こちらも楽しみにしたい。そして、世界各国を廻った後、9月からは日本公演をスタートさせる。

WANI「側から見ると海外って盛り上がっているし、すごい楽しんでいるように見えるかもしれませんが、思っている以上に言語の壁や設備の違いなどで、本番が始まるまで気を抜けないほどバタついたりしているんですよね。そういう中で戦い抜いて、より一層磨かれて強くなった自分たちを見せられるライブにしたいです」

Sato「海外遠征を見守っていてくれたファンのみんなが“待ってた甲斐があったわ!”って思ってもらえるライブにします!」

Dhalsim「主戦場はどこまで行っても日本なので、世界で戦って帰ってきた僕らの全力の“ただいま”を各会場に聴きに来てください」

ASH「今、本当にバンドの状態が良いんですよ。ライブの熱量も過去最高だから、たくさんの人に遊びに来てほしいですね。間違いなく、あなたにとって唯一無二の遊び場で、居場所になれると思うので」

プロフィール

ASH DA HERO/あっしゅだひーろー

4つの才能やルーツが奇跡的に交わった唯一無二のミクスチャーロックバンド。メンバーはASH(Vo.)、Sato(Ba.)、WANI(Dr.)、Dhalsim(DJ)。

公演情報

ASH DA HERO “WORLD TOUR” 2025

  • 9/20(土) 17:00 大阪・梅田BananaHall
  • 10/25(土) 17:00 愛知・Electric Lady Land
  • 11/8(土) 17:00 神奈川・KT Zepp Yokohama

インタビュー・文/山口哲生
構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載


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