クラシック
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
チケット情報
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
J.S.バッハの伝道師、カール・リヒターの遺産。
バッハ作品の演奏史においてその名を不動のものにしてきた名楽団の、上品かつ、確かな音。
音楽の父・バッハと、音楽の母・ヘンデル。
クラシック音楽の礎を築いたバロック音楽2大巨匠の名曲を聴き比べる!
音楽史に名高い巨匠、カール・リヒター率いるミュンヘン・バッハ管弦楽団が一世を風靡してから四半世紀。
リヒターの後継者、ハンスイェルク・アルブレヒトが指揮を執るミュンヘン・バッハ管弦楽団が待望の再来日!今年は彼らの十八番、バッハに並ぶバロック音楽の作曲家、ヘンデルも作品も登場。同時代に生きながら、対照的な音楽性をもつ2大巨匠の対比を味わえる。また、後半はアルブレヒトが日本公演のためにアレンジをした『バッハ大組曲』を披露。パスティッチョ(=名曲を寄せ集めて再構成)として、流れるメロディが美しい“主よ、人の望みの喜びよ”を始め、カンタータやオラトリオの管弦楽曲を抜粋する。バッハの申し子によるバロック音楽の神髄、聞き逃しのないよう大いに期待したい。
曲目
第1部 ~バロック作品傑作選~
G.F. ヘンデル
オラトリオ「ソロモン」より“シバの女王の入場” HWV67
J.S. バッハ
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041
G.F. ヘンデル
「水上の音楽」第1組曲ヘ長調 HWV348
第2部 ~大バッハの世界~
J.S. バッハ
幻想曲とフーガト短調 BWV542 『大フーガ』(パイプオルガン)
※パイプオルガンのない会場では「チェンバロ協奏曲第5番 BWV1056」となります
J.S. バッハ大組曲(H.アルブレヒト編曲による抜粋作品)
-教会カンタータ“暁の星はと麗しきかな” BWV1より
-コラール“主よ、人の望みの喜びよ” BWV147
-教会カンタータ“主なる神は、太陽にして盾なり” BWV79より
-世俗カンタータ“我が楽しみは、元気な狩のみ” BWV208『狩のカンタータ』より
―復活祭オラトリオ BWV249より
※楽団の都合によりプログラムが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※歌手ソリスト・合唱は入りません。
プロフィール
ハンスイェルク・アルブレヒト
指揮・芸術監督・チェンバロ・パイプオルガン
ミュンヘン・バッハ合唱団及びミュンヘン・バッハ管弦楽団の現芸術監督。
ドイツのフライブルク・ザクソンに生まれる。学生時代にハンブルク聖ミヒャエル教会の副オルガニストに抜擢され、その後歌手・指揮者として著名なペーター・シュライアーのアシスタント・オルガニスト、チェンバロ奏者を務めた。2006年からエームス・クラシックスと契約を結び、指揮者として多くのCDをリリース。また、2013年には、ホルストの「惑星」でグラミー賞の「Best Classical Instrumental Solo」にノミネートされる。ミュンヘン交響楽団、バッハ・コレギウム・ミュンヘン、RAI国立交響楽団、プラハ・フィルハーモニア、バイエルン州立管弦楽団、ミュンヘン放送交響楽団ほか、各地のオーケストラと指揮者として共演。また、ドロテ・オベルリンガー、アラベラ・シュタインバッハー、シモーネ・ケルメスといった演奏家や、アルブレヒト・マイヤー、アンドレス・ムストネン、ジャン・ギユー、クス四重奏団といった奏者とはオルガニストとして共演を果たす他、ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団、カメラータ・ザルツブルク、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、クレメラータ・バルティカ等でも客演している。
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
1954年のミュンヘン・バッハ合唱団創立後、バッハ音楽の先駆者であるカール・リヒターによって創設。パリ、モスクワ、東京、ニューヨークに至る世界各地での公演ツアーや、その独自のバッハ作品演奏の解釈によって瞬く間に世界的な室内管弦楽団としての地位を築き上げた。ドイツ・グラムフォンからは、膨大な録音が出されており、またその他映像作品や音源の記録などがその人気を物語っている。
1960年代、70年代には、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、フリッツ・ヴンダーリヒ、エディト・マティス、モーリス・アンドレといった、著名な歌手や演奏家と共演。
ゲスト指揮者としては、レナード・バーンスタインやブルーノ・ヴァイル、ペーター・シュライアー、といった音楽会の巨匠が名を連ね、現在はカール・リヒター、ハンス・マルティン=シュナイトに続いて、指揮者・オルガニストとして活躍するハンスイェルク・アルブレヒトがこの歴史と名誉あるミュンヘン・バッハ管弦楽団を率いている。カリスマ、カール・リヒターが築いたミュンヘン・バッハの伝統を守り、また独創的な再演で芸術活動を続け、今後のますますの活躍に期待が寄せられている。