1953年神奈川県に生まれた手塚雄二は、東京藝術大学在学中に院展に初入選し、39歳の若さで日本美術院同人に推挙されるなど、早くから画壇の中枢で活躍を続けてきました。また長年にわたり東京藝術大学の教授として後進の育成に力を注ぐなど、教育者としても確かな足跡を残しています。
古希を迎えた現在も、ますます旺盛かつ縦横無尽に彩管を揮っています。その作風は伝統に軸足を置きながらもモダニスティックに展開し、斬新かつ洗練された無二のイメージを創り出してきました。
本展の大きな見どころとして、2020年から制作中の6×12メートルという長大な寛永寺根本中堂の天井画を、2025年の奉納に先駆けて披露します。
この天井画は数百年の時を経た天井板に直接描かれるもので、旧材をあえて活かすことにより「古」と「今」を結ぶ新たな試みです。描き出される2頭の龍は手塚が初めて挑むモティーフで、コロナ禍、アトリエに籠って描いた夥しい数のスケッチの中から紡ぎ出された独自の図像です。そしてその神聖かつエネルギッシュな龍の姿には、手塚雄二の平和への祈りが込められています。
日程
12月7日(土)~12月25日(水)
10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:会期中無休
会場
松坂屋美術館(松坂屋名古屋店 南館7階)
(名古屋市中区栄三丁目16番1号)
アクセス
地下鉄名城線矢場町駅 地下通路直結(5・6番出口)
地下鉄栄駅 16番出口より南へ徒歩5分
お問い合わせ先
松坂屋名古屋店
TEL:050-1782-7000(代)
発売情報
10月15日(火) 10:00販売開始
料金
前売券 | |
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一般 | 600円 |
高・大生 | 400円 |
当日券 | |
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一般 | 800円 |
高・大生 | 600円 |
- ※中学生以下無料
- ※大学生以下は、当日要証明書提示
- ※障害者手帳(ミライロID)、小児慢性疾患手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証をお持ちの方と付添1名まで無料
- ※松坂屋の各種ご優待の案内に関しては、松坂屋美術館HPにてご確認ください