スーパー歌舞伎II『ワンピース』
三代目市川猿之助(現猿翁)が伝統芸能の1つである歌舞伎に現代の演出を取り入れ、創造した“スーパー歌舞伎”。そのスピリットを継承した四代目市川猿之助が手掛ける“スーパー歌舞伎II”に、大人気漫画『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社)が登場する! 今回上演されるエピソードは、コミックス51~60巻に収録されている大人気シリーズ“頂上戦争編”。6日後に迫った公開処刑から兄・エースを救おうとするルフィと海賊団の姿、海軍本部との戦いが描かれる。果たしてどんな舞台になるのか、ぜひ会場に足を運んで確かめて欲しい。
スーパー歌舞伎IIとは
三代目市川猿之助(現猿翁)によって創造された、かつてないスケール感と重厚な物語性を併せ持ったスーパー歌舞伎は、数々の金字塔を打ち立て、演劇界に新しいジャンルを拓いた。そのスピリットを継承した四代目市川猿之助が自らの手で創造したスーパー歌舞伎、それが「スーパー歌舞伎II(セカンド)」である。
現代の演劇界を代表する才能たちと共に全く新しい舞台空間の創造を目指し、第一弾公演として2014年3月に新橋演舞場、続いて4月には大阪松竹座でのロングラン上演を果たし、成功に導いた。
『ONE PIECE』とは
「週刊少年ジャンプ」1997年7月22日より連載開始。著者は尾田栄一郎。
2010年3月4日発売のコミックス第57巻が、日本出版史上最高初版発行部数となる300万部を記録。その後も64巻で初版400万部、67巻で初版405万部と、記録を更新し続けている。コミックスの1巻から76巻までの累計発行部数は3億2000万部以上。海外では35以上の国と地域で流通し、海外でのコミックス累計発行部数は6000万部以上。
1999年10月に開始したテレビアニメは現在、フジテレビ系列で毎週日曜日の9時30分から放送中。
尾田栄一郎 コメント
演劇と歌舞伎の境界線はどこにあるのかと尋ねると「全ての所作が美しいのが歌舞伎です」と猿之助さんは言われました。
僕はONE PIECEを美しく描いた事はありません。つまりこれは、海賊と美しさのコラボレーション。
歌舞伎というフィルターを通すと、海賊達がどんな美しさを放つのか。
制作の片鱗を見せていただくに、すごいものになるという予感しかいたしません。
言わずもがな、市川猿之助さんという才能に超ご期待ください!!