演劇
Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE Vol.5『罪と罰』

Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE Vol.5『罪と罰』

チケット情報

Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE Vol.5『罪と罰』

ロシア文学の傑作長編小説を豪華キャストで舞台化!
罪を犯した青年の正義とは、救いとは…

シアターコクーンが海外の才能と出会い、新たな視点で挑む演劇シリーズである DISCOVER WORLD THEATRE の第5弾はロシア文学の名作『罪と罰』を取り上げます。後世に多大なる影響を与えたドストエフスキーの名作を現代の日本の観客にどう魅せていくのか大注目の公演です。
演出は、2015年『地獄のオルフェウス』、2017年『欲望という名の電車』で確かな実力をいかんなく発揮したフィリップ・ブリーンがつとめ、さらに上演台本を手掛けます。哲学的な思索、社会に対する反動的な見地と政治思想、宗教感を織り交ぜながら、そして当時のロシアでの民衆の生活状況を描きつつ、殺人者の倒錯した精神に入り込んでの心理描写など読み応え満載の原作から、どのような舞台作品が生まれるか、どうぞご期待ください。

原作

フョードル・ドストエフスキー

翻訳

木内宏昌

上演台本・演出

フィリップ・ブリーン

美術・衣裳

マックス・ジョーンズ

出演

三浦春馬、大島優子、南沢奈央、松田慎也、
真那胡敬二、冨岡弘、塩田朋子、粟野史浩、瑞木健太郎、深見由真、奥田一平、
山路和弘、立石涼子、勝村政信、麻実れい

高本晴香、碓井彩音

ミュージシャン

大熊ワタル(クラリネット)
秦コータロー(アコーディオン)
新倉瞳・他(チェロ)※日替わり出演

公演スケジュール

1/9(水)~2/1(金) 東京・Bunkamura シアターコクーン
2/9(土)~2/17(日) 大阪・森ノ宮ピロティホール

あらすじ

舞台は、帝政ロシアの首都、夏のサンクトペテルブルグ。
学費滞納のため大学から除籍された頭脳明晰な貧乏青年ラスコリニコフ(三浦春馬)は、自分は一般人とは異なる「選ばれた非凡人」としての意識で、「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」という独自の理論を持っていた。強欲で狡猾な金貸し老婆を殺害し、奪った金で世の中のための善行をしようと企ててはいるが、酒場で出会った酔っ払いの退職官吏、その後妻カテリーナ(麻実れい)とその貧乏な家族たちを見ると質入れで得たお金もすべて渡してしまうのだった。 そしてついに殺害を実行するが、殺害の現場に偶然にも居合わせた老婆の妹までをも殺してしまう。この日からラスコリニコフは罪の意識、幻覚、自白の衝動に苦しむことになる。
意識も失い数日間も寝込む彼を心配する親友ラズミーヒン(松田慎也)、上京してきた母プリヘーリヤ(立石涼子)と妹ドゥーニャ(南沢奈央)。さらには謎の男スヴィドリガイロフ(山路和弘)の登場もあり、サイドストーリーでは当時のロシアの生活を描きながら、彼をとりまく物語は興味深く進んでいく。
そして老婆殺し事件では、ラスコリニコフを疑う国家捜査官ポルフィーリ(勝村政信)との息詰まる論戦もあり、ついには真犯人だと名乗る男まで登場。犯罪者の心理を描いた倒叙ミステリーの要素も持ちつつスリリングな展開となっていく。
馬に踏まれて死んでしまう退職官吏の娘・娼婦ソーニャ(大島優子)の家族のためへの自己犠牲の生き方に心をうたれて、最後には自首するラスコリニコフ。
正当化された殺人、貧困に喘ぐ民衆、有神論と無神論の対決など普遍的かつ哲学的なテーマを扱いながら、最後には人間回復への強烈な願望を訴えたヒューマニズム大作である。

インタビュー

写真

罪と罰1
罪と罰2
罪と罰2
罪と罰4

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