演劇
『BOAT』

『BOAT』
AD:名久井直子
撮影:井上佐由紀

チケット情報

『BOAT』

これからの演劇界を牽引していく逸材、マームとジプシー主宰の 藤田貴大の待望の新作公演

東京芸術劇場では、今後の活躍が期待される若手劇団、気鋭の若手演出家・劇作家を積極的に起用して活躍の場を提供しています。マームとジプシーを主宰する藤田貴大もその一人で、2013年の芸劇eyes『cocoon』(今日マチ子原作/シアターイースト・15年再演)でフィーチャーされ、その後14年の『小指の思い出』(野田秀樹作/プレイハウス)の演出を皮切りに、15年にRooTSシリーズVol.3『書を捨てよ町へ出よう』(寺山修司作/シアターイースト)、16年にはシェイクスピア没後400年を記念して行われた『ロミオとジュリエット』(プレイハウス)と公演を重ね、その公演ごとに語り繋がる名作戯曲をまったく新しいオリジナルな切り口で現代に蘇らせ評価されました。
新作公演『BOAT』はマームとジプシーがここ数年描いてきた『カタチノチガウ』『0.1.2.3』『sheep sleep sharp』の完結編として、上演されます。
そして、今まで藤田貴大と東京芸術劇場は長年に渡り共に作品を作ってきた時間の蓄積を新作という共同作業に結びつけます。
藤田貴大による一年ぶりの新作を、満を辞してプレイハウスにて上演いたします。ぜひご期待ください。

※本年は3作の藤田演出作品が東京芸術劇場のラインナップに登場。まずは3月には福島の中学生・高校生による、チャレンジふくしまパフォーミングアーツプロジェクト『タイムライン』を作・演出し、福島とシアターイーストで上演します。当新作公演後は10月に『書を捨てよ町に出よう』の再演が控えています。

 

中嶋朋子、青柳いづみ、豊田エリーら個性的なメンバーに加え、宮沢氷魚が舞台初出演

出演はその確かな演技力で名だたる演出家からの信頼が厚い中嶋朋子、藤田作品における絶大な存在である青柳いづみ、16 年の当劇場公演『ロミオとジュリエット』(藤田貴大上演台本・演出)で初舞台を踏み、見事に“ジュリエット”を演じきった豊田エリーに加え、現在 MEN’S NON-NO の専属モデルであり、人気ドラマ『コウノドリ』でドラマデビューを果たした宮沢氷魚が舞台初出演。新たな布陣で藤田ワールドが繰り広げられます。


【あらすじ】
土地は、
ボートによって発見された。流れ着いた人々は、そこで暮らし、子孫を繁栄させた。
現在も、
海岸にはときどき、ボートが漂着する。しかし、人々はそのことにもう関心がない。
ある日、
上空は、ボートで埋め尽くされた。その意味を知らないまま、人々は慌てふためく。
人々は、
ふたたび、ボートに乗って。ここではない土地を、海より向こうを目指すのだった。

 

作・演出:藤田貴大

出演:
宮沢氷魚 青柳いづみ 豊田エリー
川崎ゆり子 佐々木美奈 長谷川洋子
石井亮介 尾野島慎太朗 辻本達也
中島広隆 波佐谷聡 船津健太 山本直寛
中嶋朋子