
チケット情報
KAAT×地点 共同制作第8弾『山山』
美しかった山、となりには汚染物質の山、谷あいの家族たち
松原俊太郎による現代日本のフォークロア、KAAT×地点待望の最新作!!
昨年大きな話題を呼んだ『忘れる日本人』を生み出した劇作家・松原俊太郎と、地点の演出家・三浦基。この二人が再びタッグを組み、新作『山山』と『忘れる日本人』を連続上演します。
【STORY】
立入禁止区域。かつてそこに暮らしていた家族が我が家に戻ると、作業用ロボットと外国人労働者による除染作業が行われていた。山に分け入る一行。山から降りてくる鬼。放蕩息子の帰還は状況に変化をもたらすのか。
労働と愛(チェーホフ)、生と死(ベケット)、あらゆる表象と紋切り型(イェリネク)、そして「アメリカ」の「偉大な」作家ハーマン・メルヴィルの『バートルビー』をモチーフに、かつては美しかった山と汚染物質の山の狭間で暮らす家族たちの新たな抵抗を描く。
作:松原俊太郎
演出:三浦基
出演:
安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 小林洋平
田中祐気 麻上しおり
トークゲスト決定!
■6月7日(木)
出演:白井晃(演出家・俳優・KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)/松原俊太郎/三浦基
■6月8日(金)
出演:濱口竜介(映画監督)/三浦基
濱口竜介
1978年神奈川県生まれ。映画監督。主な作品に、東日本大震災の被災者へのインタビューから成る映画『なみのおと』『なみのこえ』、東北地方の民話の記録『うたうひと』(2011~2013年、共同監督:酒井耕)、第68回ロカルノ国際映画祭最優秀女優賞受賞作『ハッピーアワー』(2015年)など。最新作『寝ても覚めても』はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された(日本公開は9月予定)。