
チケット情報
「この物語を、愛する人にささげよう」
人生を見つめつづけた作家 アンデルセンの若き日。
劇団四季が贈る、大人のための青春物語。
「親指姫」「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「はだかの王様」…
誰もが子どもの頃、一度はふれたことのある懐かしく美しい童話の数々。
今も変わらず世界中で愛され続けているこれらの物語を書いたのは、デンマークが誇る世界的な童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン。
『アンデルセン』は、彼が「物語の王様」になるまでを描いたミュージカルです。
叶わぬ恋や、思い通りにならない仕事…人生はままならぬことばかり。そんなほろ苦さを筆に乗せ、宝石のようにキラキラ輝く童話を紡いだアンデルセン。
創作活動の中で、やがて自らの生きる道を見出していく彼の青春を、美しい音楽とクラシック・バレエが彩ります。
あなたの心にそっと火を灯す、限りなく優しい大人のための青春物語を、お近くの街でぜひご覧ください
【STORY】
デンマークの緑豊かな田舎町オーデンセ。
靴屋のハンス・クリスチャン・アンデルセンの周りには、今日も彼のつくる「お話」を聞こうと近所の子どもたちが集まります。
ハンスが語る夢の世界に子どもたちは学校を忘れるほど夢中になりますが、大人たちはこれを快く思いません。
ハンスはついに町を出ることを決意し、弟子のペーターを連れて大都市コペンハーゲンへ。そこで、彼は王立バレエ団のプリマ・バレリーナ、マダム・ドーロに一目惚れしてしまいます。
幸運にも、彼女のバレエシューズをつくる仕事を得て有頂天になりますが、彼女にはバレエ団の演出家兼トップダンサーの夫、ニールスがいました。彼がドーロに横柄な態度をとるのを見て、彼女を救わなければという思いに囚われるハンス。彼女への思いを込めて「人魚姫」を書き上げます。しかし、ドーロは夫とともに公演旅行へ出てしまうのでした。
コペンハーゲンの街でも、子どもたちの人気者になっていたハンス。
いじめられている子どもに「みにくいアヒルの子」を語って聞かせ、勇気付けたことがきっかけで、新聞にハンスの物語が連載されることになりました。公演旅行から戻ったニールスとドーロは、「人魚姫」を新作バレエとして上演するので、語り手としてハンスにも出演してほしいと申し出ます。喜んで引き受けるハンスでしたが…