
室内をめぐる、印象派のもうひとつの魅力
オルセー美術館のコレクション、約10年ぶりの大規模来日
印象派といえば、移ろう光や大気とともにとらえた戸外の風景がまず思い浮かぶのではないでしょうか。とはいえ、彼らの最初のグループ展が開かれたのは、近代化が急速に進む1870年代のパリ。この活気に満ちた大都市や、その近郊における現代生活の情景を好んで画題とした印象派の画家たちは、室内を舞台とする作品も多く手がけました。
とりわけ生粋のパリ市民であったドガは、鋭い人間観察にもとづいた、心理劇の一場面のような室内画に本領を発揮し、一方でルノワールは、穏やかな光と親密な雰囲気をたたえた室内情景を多数描きました。ほかにもマネやモネ、ルノワール、カイユボットらが、私邸などの壁面装飾を目的として制作した作品も少なくありません。印象派と室内は、思いのほか深い関係を結んでいたのです。
本展では、「印象派の殿堂」ともいわれるパリ・オルセー美術館所蔵の傑作約70点を中心に、国内外の重要作品も加えたおよそ100点により、室内をめぐる印象派の画家たちの関心のありかや表現上の挑戦をたどります。
オルセー美術館の印象派コレクションがこの規模で来日するのはおよそ10年ぶり。さらに今回、若きドガの才気みなぎる代表作《家族の肖像(ベレッリ家)》が日本で初めて展示されます。マネ、モネ、ルノワール、セザンヌらの名品も一堂に会するこの機会に、室内というテーマを通して印象派のもうひとつの魅力をぜひご堪能ください。
| 日程 |
■会期:2025年10月25日(土)~2026年2月15日(日)
■開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は20:00まで)
■休館日:月曜日、2025年11月4日(火)、11月25日(火)、12月28日(日)~2026年1月1日(木・祝)、1月13日(火) |
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| 会場 |
国立西洋美術館[東京・上野公園] |
| 発売情報 |
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| 料金 (税込) |
入場料
前売券:2025年5月29日(木)~10月24日(金)
当日券:2025年10月25日(土)~2026年2月15日(日) |
| 注意事項 |
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| 問い合わせ |
050-5541-8600(ハローダイヤル) |