エジプト、ヨーロッパ、インド、日本…およそ60点!
力をつかんだ者たちが愛した美
古今東西の権力者たちは、その力を示し、維持するために芸術の力を利用してきました。威厳に満ちた肖像画は権力を強め、精緻に描写された物語はその力の正統性を示します。また、美しい工芸品は彼らの宮廷を彩り、ときに外交の場で活用されてきました。時の一流の画家や職人につくらせた芸術品は、今も見る人々を圧倒する荘厳な輝きを放っています。また、力をもつ人々は、自らも芸術をたしなんだほか、パトロンとして優れた芸術家を支援しました。その惜しみない支援によって、数多くのすばらしい芸術作品が生み出されたのです。
さらに、多くの権力者たちは、貴重な作品を収集し手元におきました。彼らが築いたコレクションは、今日の美術館の礎ともなっています。
本展では、エジプト、ヨーロッパ、インド、中国、日本などさまざまな地域で生み出されたおよそ60点の作品をご紹介します。「日本にあれば国宝」とも言われる2大絵巻≪平治物語絵巻 三条殿夜討巻≫と≪吉備大臣入唐絵巻≫も約10年ぶりに揃って里帰りを果たします。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年に中止となった本展。いよいよ待望の開催です。
日程 |
2022年7月23日(土)~10月2日(日)
■開室時間:9:30~17:30(入室時間は閉室の30分前まで) ※30分ごとの日時指定予約制。 |
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会場 |
東京都美術館(〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36) |
発売情報 |
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料金 |
観覧料【日時指定予約制】
一般:2,000円(税込)
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