モーツァルトの3本の傑作オペラ台本を書いたイタリアの詩人・台本作家
奇想天外な<ロレンツォ・ダ・ポンテ>の“逃げる”人生を鋭く描く!
【STORY】
聖職者でありながら、女好き、ギャンブル好きのダ・ポンテは、ヴェネツィアを追われ、ウィーンに逃げ出す。
だが抜け目ないダ・ポンテはそのとき、オーストリアの宮廷作曲家サリエリ宛の紹介状を手に入れていた。
サリエリは、時のオーストリア皇帝ヨーゼフ2世に篤い信頼を受けていた人物で、当時のウィーン・オペラ界随一の実力者であった。ダ・ポンテは、サリエリに取り入り、ひいてはヨーゼフ22世の庇護にも預かろうと考える。
ヨーゼフ2世は、イタリア・オペラを好んでおり、サリエリもイタリア人。
サリエリは、ダ・ポンテの狙い通り、親身になってダ・ポンテの面倒を見た。そしてダ・ポンテは、ついにヨーゼフ2世の寵愛も勝ち取るのであった。そして、モーツァルトのオペラの台本を書くことになる。
最初にモーツァルトの『フィガロの結婚』が成功したことで、ダ・ポンテは名声を獲得。ダ・ポンテ自身も天才であると思い込んだ。だが、本物の「天才」モーツァルトとの作業は、自分がいかに凡人であるかを思い知らされるものであった。対照的なふたりがドタバタとぶつかり合いながらも、勢いに乗ったダ・ポンテは、モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』を完成させ、この世の春を満喫するのであった。
だが、奢れるものは久しからず。ヨーゼフ2世の逝去と共に、人生の風向きが変わっていく…。
さぁ、ダ・ポンテ、“逃げろ”!
脚本・演出
鈴木勝秀
音楽
大島吾郎
出演
橋本良亮(A.B.C-Z)/佐藤流司/渡邉美穂 弓木大和 内河啓介 細見大輔/篠井英介/村井國夫
ミュージシャン
大嶋吾郎(Vo, G ,Syn) YOKAN(Reeds, Brass) GRACE(Dr, Per, Vo)
日程・会場
公演日 | 会場 |
2023/2/10(金)~2/12(日) |
福岡・キャナルシティ劇場 |
2023/2/17(金)~2/19(日) |
大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ |
2023/2/21(火)~3/1(水) |
東京・新国立劇場 中劇場 |