演劇

『ピース』―peace or piece?―

『ピース』―peace or piece?―

公演情報

橋本良亮(A.B.C-Z)主演 × 鈴木勝秀 オリジナル脚本

約一年ぶりの舞台出演となる橋本良亮。衛生的=正義という考え方が蔓延した社会で、「衛生」の象徴である白い服を着る若い男・レンジョウ役を務めます。2020年7月上演の音楽朗読劇『日本文学の旅』(上演台本・演出 鈴木勝秀)以来の演出家・鈴木勝秀との再タッグにどうぞご期待ください。

■上演台本・演出 鈴木勝秀による作品解説

ジョン・レノンがニューヨークで命を奪われることになる少し前に、ポール・マッカートニーがギターを担いで、突然ジョンのアパートメントを訪ねた。ジョンは『来るときは電話してくれ。こっちだって予定があるんだ』と言ったがポールを招き入れ、ふたりはギターを弾きながら歌を歌ったり、思い出話をしながら満ち足りた時間を過ごしたらしい。

僕はこのエピソードがとても好きだ。これは『疎遠になっていた旧友が訪ねてくる』という物語だと考えている。そしてこのテーマを用いて、これまで1996年『セルロイドレストラン』、2016年『喜びの歌』と二作舞台化している。

今回はその三回目である。
人は過去とどう折り合いをつけるのか?また誤解をどう解くのか?そして、個人と個人の和解は可能なのか?このあたりを深堀りしてみようと思っている

近未来。全体主義的政治が市民を支配し、衛生的=正義という考え方が社会に蔓延している。国家に忠誠を誓う人間は、「衛生的」の象徴である白い服を着た。健康でいることが奨励され、病原菌の撲滅は国家の目標であった。禁酒、禁煙が徹底され、ベジタリアンになることが求められた。また、「犯罪者は社会の病原菌」とされ、犯罪者の排除、社会からの隔離が、徹底的に行われた。犯罪の告発は美徳とされ、さらに犯罪を報告すると、警察から報奨金が与えられた。防犯カメラはあらゆる場所に設置され、一般市民がおたがいを監視している。

そんなご時世のなか、ウォーター・バーを営む男がいた。オカモト(篠井英介)である。ウォーター・バーは、文字通り世界中の名水を愉しむバーである。まさにこの時代を象徴するようなクリーンな店。だが、店内は黒く塗られていた。そして黒い服を着るオカモトには、過去があった。

その店の常連になりかけの、白い服を着る若い男、レンジョウ(橋本良亮)との会話の中で、オカモトの過去が次第に明らかになってくる。オカモトは、過去に政府転覆を狙う、革命運動に参加していた。とは言っても、革命グループのリーダーは無血革命を目指す学者。 市民の協力なくして、革命の成功はない、と説いていた。しかし、活動は頓挫。グループのリーダーは逮捕され、獄中で自殺した。善良な市民は、革命より安定、そして支配されることを求めたのである。そしてオカモトは、その結果を受け入れ、はたから見ると世捨て人のように、日々を読書に費やし、漫然と暮らしていた。

一方レンジョウは、株のデイトレードで稼いでいるとうそぶき、その正体は不明。だが、ある日レンジョウは、自分が革命グループのリーダーの息子であることを明かすのだった──

「今の世の中、おかしいと思いませんか?ひっくり返してやりましょうよ」

だが、レンジョウの真意は、別のところにあった──

出演

橋本良亮(A.B.C-Z)/大嶋吾郎、グレース/篠井英介

上演台本・演出

鈴木勝秀

日程・会場

公演日程会場
大阪2021/7/15(木)~7/18(日)サンケイホールブリーゼ
東京2021/7/28(水)~8/8(日)紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

料金

席種料金
全席指定¥9,000
  • 税込
  • 未就学児入場不可
  • ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。

購入方法

一般発売

7/4 (日) 10:00~

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