演劇
さいたまゴールド・シアター番外公演『ワレワレのモロモロ ゴールド・シアター2018春』

さいたまゴールド・シアター番外公演『ワレワレのモロモロ ゴールド・シアター2018春』
©宮川舞子

チケット情報

岩井秀人が構成・演出を手掛け、出演者自身に起きたできごとを、本人が台本化し演じる『ワレワレのモロモロ』に、
飛躍を続けるさいたまゴールド・シアターが挑みます!


2003年に結成された劇団「ハイバイ」を率いる、劇作家・演出家・俳優の岩井秀人。
「ハイバイ」の全作品を作、演出してきた岩井秀人が描く作品は、ひきこもりの経験を始めとした岩井の実体験が基盤となっています。家族に暴力的だった父の闘病生活によって変化する夫婦のかたちを描いた『夫婦』に代表されるように、岩井自身の体験を戯曲にして自分自身が演じる「私小説」ならぬ「私演劇」のようなスタイルで創作してきました。
さらに岩井は、出演者が自分自身の体験を戯曲にして演じる『ワレワレのモロモロ』を全国各地で展開しています。

今回、岩井秀人を構成・演出に迎え、平均年齢78.4歳(2018年1月15日現在)のさいたまゴールド・シアターのメンバーが自身に起きたできごとを台本化し自ら演じる『ワレワレのモロモロ ゴールド・シアター2018春』を上演します。

彼らは、第二次世界大戦、朝鮮戦争、戦後の民主主義運動、経済成長やウーマンリブといった時代の象徴的な出来事を経験してきました。
喜びも悲しみも豊かな経験にして人生を切り拓き、自分の足で歩んできた彼らから発せられる言葉、演じる彼らの身体からは、その背景を想像することはもちろん、もっと奥深い「人生」そのものを考えさせられます。

蜷川幸雄が語った、さいたまゴールド・シアター設立の目的、
――年齢を重ねるということは、さまざまな経験を、つまり深い喜びや悲しみや平穏な日々を生き抜いてきたということの証でもあります。その年齢を重ねた人々が、その個人史をベースに身体表現という方法によって新しい自分に出会うことは可能ではないか?ということが、私が高齢者の演劇集団を創ろうと思った動機です。その表現集団の名前を「さいたまゴールド・シアター」とします。
老人は天使じゃない。自己主張をする。個々の自己主張が一つにまとまっていくのは格闘技のように大変です。でも、それがまた面白い。
彼らは人生のリアルというものを背負ったまま舞台に立つから、それは観たこともない演劇になるのです。―― この言葉そのものと言えるでしょう。

この新たな取り組みに、どうぞご期待ください!

構成・演出:岩井秀人
出演:さいたまゴールド・シアター