演劇
チェルフィッチュ『三月の5日間』リクリエーション

チェルフィッチュ『三月の5日間』リクリエーション

チケット情報

チェルフィッチュ『三月の5日間』リクリエーション

 今はむかし、二〇〇三年三月の、イラク戦争が開戦した頃の東京を舞台にした芝居です。
このひとむかし前の戯曲を新しい仕方で、若い(かつ力強い)七人の役者によって上演します。テキストも案外と大幅に書き換えて。
二〇一七年十二月の日本で『三月の5日間』が上演されることは何を引き起こすでしょう?


岡田利規

KAAT神奈川芸術劇場は、活動20周年となるチェルフィッチュともに日本の現代演劇のターニングポイントとも評される代表作『三月の5日間』のリクリエーションに挑みます。初演から10年以上が経ち、若者像も、都市も、情報の速度も、戦争との距離も変わったいま、もはや“時代劇”とも呼べる本作が、全国オーディションによって選ばれた20代前半の俳優7人によって新たに生まれ変わります。

『三月の5日間』とは?
2003年3月、アメリカ軍がイラク空爆を開始した日を含む5 日間の若者達の日常を描く。若者のしゃべり言葉をそのまま書き起こしたような戯曲と、そうした言葉によって引き出される無意識な体の動きを過剰に誇張した身体とのスリリングな関係性が、それまで当たり前とされてきた劇構造を根本から覆し、日本現代演劇の転機として語られるチェルフィッチュの代表作。2005年第49回岸田國士戯曲賞を受賞。2007年クンステン・フェスティバル・デザール(ブリュッセル)にて海外初演以降、世界30都市以上で上演をかさね、2011年には100回記念公演をKAAT神奈川芸術劇場にて開催。

チェルフィッチュ 
岡田利規が全作品の脚本と演出を務める演劇カンパニーとして1997年に設立し、今年20周年を迎える。独特な言葉と身体の関係性を用いた手法が評価され、現代を代表する演劇カンパニーとして国内外で高い注目を集める。2007年『三月の5日間』にて国外進出を果たして以降、世界70都市での上演歴を持つ。近年は海外のフェスティバルによる委託作品制作の機会も多く活動の幅をさらに広げている。KAAT神奈川芸術劇場とは2011年のオープニングより協働して創作に取り組み、2015年には岡田利規として初の子供向け作品『わかったさんのクッキー』を制作するなど、ともに新境地を切り拓いている。

 

【公演概要】
作・演出:岡田利規

出演者:
朝倉千恵子、石倉来輝、板橋優里、渋谷采郁、中間アヤカ、米川幸リオン、渡邊まな実

 

 

アフタートーク、ゲスト発表!
上演後にゲストと岡田利規によるトークを行います。

・12月5日(火)19:30 平野啓一郎(小説家)
・12月6日(水)19:30 白井晃(演出家・俳優/KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)
・12月7日(木)19:30  奥田愛基(大学院生)  11/17公開!
・12月11日(月)19:30 横山太郎(能楽研究者)
・12月12日(火)19:30 七尾旅人(シンガーソングライター)

 


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