不朽の名作『ベルサイユのばら』の世界を感じられる展覧会が東京シティビューに。
豪華絢爛なエントランス展示や貴重な原画を多数展示!
池田理代子氏の『ベルサイユのばら(以下、ベルばら)』は、1972年4月から1973年12月まで、少女マンガ誌「週刊マーガレット」(現「マーガレット」、(株)集英社)に連載されました。フランス革命を背景にした壮大な歴史ドラマは、当時の「少女マンガで歴史ものはあたらない」という常識を覆し、連載開始から少女たちの心をつかみ大ヒット。ファンレターが月に数万通届くほどの大人気作になり、少女マンガの歴史を変える不朽の名作となりました。
「ベルばら」は2000頁にも及ぶ長大な物語ですが、本展では、特にマリー・アントワネットとオスカルの二人に焦点を当て、当時の貴重な原画と共にご紹介します。当時24歳の池田氏が、「必ずヒットさせる」と誓いながら描いた原画は、力強い線がほとばしり、50年経った今でもその美しさに魅了されます。また、池田氏は「もっと自分の思い通りに絵を描きたい」とさらなる高みを目指して連載中にも画の勉強を続けており、物語の進展と共に画の筆致が変化していきます。
本展では、登場人物の心情を映しながら筆致が変化していく様子もご覧いただけます。
「ベルばら」は、1973年に連載を終了した後も人気は衰えず、翌1974年に宝塚歌劇で舞台化されるやいなや、空前のベルばらブームを引き起こし、社会現象となりました。また、1979年にはTVアニメが放映され、ファン層も拡大し、さらに、フランスをはじめとする世界各国での翻訳・出版も行われるなど、世界的な人気作品となっています。
今年、連載開始から50年を迎えることを記念して開催される本展では、貴重な原画とともに、池田理代子氏の作品への想いも展示。宝塚歌劇劇中の“オスカルの部屋”をイメージしたコーナーや、舞台衣装、小道具などで華麗なるその世界を紹介します。TVアニメや懐かしのグッズ、現在にも続く展開もたどるなど、多彩な切り口で不朽の名作の軌跡と全貌に迫ります。
海抜250メートルの展望台 東京シティビューからの絶景と『ベルサイユのばら』が織りなす夢のような世界観をお楽しみください。
会期 |
2022/9/17(土)~2022/11/20(日) |
会場 |
東京シティビュー (東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階) |
営業時間 |
10:00~22:00 ※最終入館21:00 |