【インタビュー】NEMOPHILA
2024/6/15(土)
新体制でも歩みを止めず、対バンで一皮剥けたNEMOPHILAに
2019年に結成したガールズヘヴィメタルバンド、NEMOPHILA。結成1年目でコロナ禍に見舞われるもYouTubeにアップしたカバー動画をきっかけに国内外から注目を集め、以降Zeppツアーやホールツアー、アメリカツアーなどを回り、メンバーの妊娠出産とバンド活動を両立させながら精力的な活動を続けてきた。今年2月に初の日本武道館公演を成功させたことも記憶に新しい。
葉月「初めての武道館は、始まるまではどんな景色が見られるのかドキドキが止まりませんでした。でも結果的に、背伸びするのではなく、今までやってきたことをすべてぶつけられましたね。結成から約5年の集大成になったと思います」
ハラグチサン「緊張しすぎず、感情的になりすぎず、意外と落ち着いていたのを覚えています。ライブ終わりにメンバーと話したら、全員が同じような感覚を持っていたんです。この5年でいろんな経験をさせていただいて、その一つひとつがちゃんと身になっていたから、私たちの人となりがあの日の演奏や雰囲気に出たと思います」
4月からは4人体制での活動をスタート。メンバーの増員はせず、オリジナルメンバーのみで活動することを選択した。
mayu「これまでのNEMOPHILAは、たくさんの人たちと協力しながらいい音源、いいライブを作り上げてきました。これからはさらにメンバーの主体性を大事にして、一つひとつの活動に自分たちで意味を見出して取り組んでいきたいと思っています。よく『新メンバーは入れないの?』と聞かれますが、4人になったからといって、音圧、音量、迫力、気合いのどれもがまったく欠けていなくて。それどころか、4人だからこそ実現できるサウンドのメリハリ、アプローチ、見せどころがたくさんあるんです。この4人がいれば十分NEMOPHILAの音楽を伝えられる手ごたえがあるし、今まで以上に楽しませられる自信しかありません」
6月には対バンTOUR2024『震えタツ心!野獣覚醒(ビーストモード)』、8月からはワンマンTOUR 2024『全力前進~開花したけりゃこの指とまれ~』と、立て続けに2本のツアーを開催する。そこには「筋金入りのライブバンドになりたい」という確固たる思いがあった。
むらたたむ「4人になった今、最も必要なのは歩みを止めないことだと思うんです。何かを恐れて立ち止まったり、考えすぎて準備に時間を使いすぎるのではなく、自分たちや応援してくれる人たちのためにもとにかく進む。ライブをして、どんどん前に進んで新体制を整えてスキルアップします。現場叩き上げ精神です!(笑)」
葉月「課題をひとつずつクリアして、ツアーに臨みます。対バンの方々が歴戦の猛者ばかりなので、ワンマンツアーはまた一皮剥けたNEMOPHILAになっている……はず!」
第2章をスタートさせた4人の心意気は熱い。ツアーでは日々進化する彼女たちのリアルな姿を目撃できるだろう。
ハラグチサン「メンバーは私にとって、日々新しい考え方や感性、刺激を与えてくれる光のような存在です。そんなメンバーとだからこそ、その輝きを皆さんに届けられる太陽のようなバンドになりたいんです。そのためにも自分とちゃんと素直に向き合って、鍛錬を怠らず、止まることなくいつまでもすくすくと育っていきたいと思っています。宇宙から愛を込めて、皆さんに地獄のポジティブバキバキサウンドをお届けします!」
プロフィール
NEMOPHILA /ねもふぃら
'19年結成のガールズバンド。メンバーは、mayu(Vo.)、葉月(Gt.)、ハラグチサン(Ba.)、むらたたむ(Dr.)。
公演情報
NEMOPHILA対バンTOUR2024『震えタツ心!野獣覚醒(ビーストモード)』
- 6/19(水) 北海道・Klub Counter Action
- 6/20(木) 北海道・Klub Counter Action
対バン
- 【6/19(水)】HERO COMPLEX
- 【6/20(木)】SLANG
NEMOPHILA ワンマンTOUR 2024『全力前進~開花したけりゃこの指とまれ~」
- 8/3(土) 長野CLUB JUNK BOX
- 8/4(日) 石川・金沢EIGHT HALL
- 8/23(金) 宮城・仙台Rensa
- 8/24(土) 岩手・ChangeWAVE
- 8/30(金) GORILLA HALL OSAKA
- 9/6(金) 福岡DRUM LOGOS
- 9/8(日) 岡山CRAZYMAMA KINGDOM
- 9/13(金) 愛知・Electric Lady Land
- 9/19(木) 北海道・PENNY LANE24
- 9/20(金) 北海道・Klub Counter Action
- 9/25(水) Zepp Haneda(TOKYO)
インタビュー・文/沖さやこ
構成/月刊ローチケ編集部 6月15日号より転載