【インタビュー】ねぐせ。
2025/1/15(水)
2025年は挑戦の年!初の全国ホールツアーを開催
「グッドな音楽を」がTikTokで大バズり。リアルな恋愛ソングで人気を博すロックバンド、ねぐせ。が初のアニメタイアップ曲としてアニメ「メダリスト」のエンディング主題歌「アタシのドレス」を完成させた。
りょたち「原作漫画を読んで、ねぐせ。ならではのポップさプラスガツンとしたサウンドでエンディングを盛り上げられるイメージで作りました。『メダリスト』はフィギュアスケートの世界の物語ですが、選手が本番前に曲を聞いて気持ちを上げられるような曲にしたいなと思って、サビをとにかくキャッチーにしたことでAメロに遊びを入れやすくなりました」
なおや「りょたちが作ったデモが緊迫感がありつつサビでぱっと明るくなる曲調だったので、バンドでアレンジする段階でイントロとAメロ、Bメロサビ、それぞれの雰囲気をちょっと変えていこうっていう話になりました。一層キャッチーさが増したなって思っています」
なおと「ここまで楽しく掛け合いができるような曲はこれまでなかったので、曲が浸透していけばいくほどフロアが盛り上がるんじゃないかと思っていて、今後のライブが楽しみです」
りょたち「ライブを想定して作った曲でもあります。この曲をもっと良い曲にするために、ライブでたくさんやっていきたいですね」
笑顔が伝播するようなライブに定評がある。2024年には結成からわずか3年10カ月で日本武道館ワンマンを成功させた。
りょたち「僕が好きなバンド像は人間味があって、等身大でお客さんに寄り添えるライブをやるバンド。僕たちはコロナ禍で活動を始めたので、ライブの経験がまだまだ浅いんですが、最近は自分たちでも納得できるライブバンドになれている実感がありますね」
なおと「2023年はセットリストも含めてライブでいろいろなことを探っていった年でした。対バン相手が激しいバンドだったらそっちに寄せたりしたこともあったんですが、2024年は初の武道館ワンマンもあって『ねぐせ。ってどんな時でもこういうライブをやるべきだよね』っていうものがつかめた感覚があります。無理に着飾ってもいいライブはできないし、お客さんがねぐせ。に求めてるものとは違う。今はねぐせ。の良さが一番出るライブができてるんじゃないかなって思います」
しょうと「演奏が安定していって、見せ方がだんだん確立されていく中で自由度が上がってるってすごく感じます。それによってお客さんが自由に楽しんでいるのを見るのもすごく楽しいですね」
3月からは初のホールツアーが始まる。ファイナルは幕張メッセイベントホールでの5周年エクストラエディションだ。
なおと「ホールでワンマンをやったのは前回のツアーの新潟公演だけなので、初めてツアーを迎える時と同じようなワクワクした気持ちがあります。未知な部分は大きいですが、ライブハウスでの経験を活かしながらこれまでとは違うライブにしたい。2024年はねぐせ。の芯を見つけられた年ですが、2025年は挑戦の年になるんじゃないかと思っています」
りょたち「COUNTDOWN JAPAN 23/24でカウントダウンアクトをやらせてもらったり、武道館ワンマンをやったり、back numberさんと対バンさせてもらったことで自分たちに自信がついたことは大きかった。ライブハウスでのねぐせ。のライブは勢いがあるけれど、少し地に足をつけたエンタメにできたらねぐせ。にとって新しいものになると思ってます。音楽面でもライブの面でも今のねぐせ。は良いと思いますよ」
誌面連動Q&A
- Q.
手土産を選ぶポイントは?
A.
りょたち まだそういう気をつかえないんです(笑)。
なおと 僕は自分の好きなものを押しつけるのが好きなので、相手が何を好きとかは一切考えないで、自分の好きなものを贈っちゃいますね(笑)。手土産でもプレゼントでも。僕は根っからの匂いフェチなので、自分の好きな香水メーカーのものを贈ったりしますね。匂いは好みが分かれると思いますけど、自分がこの匂いが好きなので、いったんこれを使ってみてという感じで。
しょうと 友達のバンドのライブを観に行くときの手土産はだいたいお酒ですね。お酒を飲むバンドマンばかりなので、ビールとかを持っていくと喜んでもらえます。
なおや 自分もお酒ですね。
プロフィール
ねぐせ。
名古屋発、笑顔がモットーの4ピースロックバンド。メンバーは(写真左から)しょうと(Ba.)、りょたち(Vo.&Gt.)、なおと(Dr.)、なおや(Gt.)。
公演情報
“HALL A NEW BEGINNING”
- 3/30(日)17:30 福岡サンパレス
- 4/12(土)17:30 石川・本多の森北電ホール
- 4/19(土)17:30 宮城・仙台銀行ホールイズミティ21 大ホール
- 4/29(火・祝)17:30 北海道・カナモトホール
- 5/9(金)19:00 愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
- 5/18(日)17:30 香川・サンポートホール高松 大ホール
- 5/22(木)19:00 大阪・フェスティバルホール
- 6/15(日)17:30 広島上野学園ホール
“HALL A NEW BEGINNING”5周年EXTRA EDITION
- 6/21(土)17:30 千葉・幕張メッセイベントホール
インタビュー・文/小松香里
構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載