【インタビュー】milet

アリーナ公演は今までで一番メッセージを込めたライブになります！

今年8月に3rdアルバム『5am』をリリースしたmilet。自身にとって「一日の中で一番特別な時間」だという“午前5時”をひとつのコンセプトとして編まれた作品となった。

「私にとっての“5AM”は、一日が始まるワクワクした気持ちのときもあれば、仕事が押してへとへとになっていたり、あの人は今何をしてるかなあなんて考えたり、あるときはもう誰にも会いたくないと塞ぎ込んでしまう時間でもあったりして。このアルバムは私のそんな入り混じる感情を、今までより深い私を聴いてほしくて作りました」

9月からはアルバムを引っ提げた全国ツアー『milet live tour“5AM”2023』がスタート。各地を圧巻の歌声とパフォーマンスで震わせている真っ最中だ。

「今回のツアーは“時間”をひとつのテーマに、一日の時間や人生という時間をさまざまな演出で表現しています。公演毎にライブ自体の進化を実感していますね」

ツアー終了後すぐ、11月29、30日には、自身初の海外単独公演を台北・Zepp New Taipeiで開催することも決まっている。

「初めての海外ワンマンが、プライベートで何度も遊びに行っている大好きな台北でとても嬉しいです。私の名刺がわりになるような“The milet”なパフォーマンスをしようと思います」

ツアーの最中であった9月29日には、新曲「Anytime Anywhere」の配信リリースもあった。TVアニメ『葬送のフリーレン』エンディングテーマとして、大きな話題を集めている。

「主人公であるフリーレンの寂しさに寄り添いたい気持ちで曲を書き進めました。フリーレンが仲間に語りかけるように、また仲間がどこかでフリーレンに語りかけるように。私自身も、誰かが寂しいときはこの歌で包めるように、と願いをこめました。この世界の、切なさの中に溢れる温もりを曲に閉じ込められたらと思い、歌わせていただきました」

一瞬たりとも止まらず、さまざまなトピックをファンに提供し続けているmiletは来年3月、大阪城ホールと横浜アリーナを舞台とする初のアリーナ公演『milet 5th anniversary live“GREEN LIGHTS”』に挑む。ライブタイトルとなる“GREEN LIGHTS”は、2020年に開催予定だったものの、コロナ禍により全公演中止となったツアーに掲げられていたものでもある。

「2020年、ゴーサインの意味でもある“Green Lights”と銘打ったツアーが中止になったとき、“私はいつスタートできるんだろう”と光が見えず不安になっていて。でも、そのときの不安や悔しさを糧にして、ここまで活動してくることができました。そして今、“みんな”という新たな光を浴びてパワーアップしたmiletとして、あらためて『GREEN LIGHTS』を開催します。私史上最大規模の会場なので、今まで挑戦できなかった舞台装置や演出を組み込んだライブにしようと思っています」

デビュー5周年を記念したアリーナ公演は、ここから先も続いていくmiletの輝かしい未来を鮮やかに予感させてくれるライブとなるはずだ。

「アリーナ公演は間違いなく今までで一番見応えがあり、一番メッセージを込めたライブになります。ここを新たなスタートラインとして、これから先も一皮剥けた新たなmiletをたくさん見せていきたいです！」