【インタビュー】甲斐翔真×溝口琢矢（ハンサムライブ）

2024/1/15(月)

18周年のハンサムライブは20周年に向けた旅の始まり

2005年に始まり、まもなく20周年を迎える「SUPER HANDSOME LIVE」、通称「ハンサムライブ」。大手芸能プロダクションのアミューズに所属する俳優たちが、歌や演技などに全力で挑む総合エンタテインメントショーだ。

2024年3月、18thライブ『SUPER HANDSOME LIVE 2024 “WE AHHHHH !”』を開催。それに合わせて2023年12月、ミニアルバム『HERE WE AHHHHH !』も発売し、アニバーサリーに向け盛り上がっている。長年ライブに参加する甲斐翔真と溝口琢矢に魅力を聞いた。

溝口「初めてハンサムライブという言葉を耳にした方は、かなり強気で生意気だなと思うかもしれませんね。実は、このハンサムには“見た目のかっこよさだけでなく、内面も美しくあれ”という意味が込められています。僕らにとってハンサムライブはファンの皆さんと交流できる貴重な場であり、直接感謝を伝えられる嬉しい時間です。ただ、僕らは歌い踊るのは本業ではないので、仕事の合間を縫いながら何度も練習を繰り返すんです。想像以上にとてもしんどいですが、見に来てくださる皆さんの笑顔を思うと頑張れます」

ライブにハプニングや感動はつきもの。特に印象に残っているハンサムライブの思い出とは？

甲斐「15周年記念を両国国技館で開催したとき、素直に『ハンサムライブってすごいな』って。照明や演出などのプロが本気で作り上げるステージはすごくクオリティが高いんです。僕は今ミュージカルを中心に活動していますが、ハンサムライブで歌うことの楽しさに目覚めた部分もあります。そうした気付きが生まれたり、新しい魅力を発見できるのもハンサムライブの面白さ。ミニアルバムで、難易度の高いバラード『夜想曲 ― you're in...』に挑戦したのでぜひ生でも聴いていただきたいです」

溝口「参加する前に見せていただいたハンサムライブで昔からゲームコーナーがあったので、平岡祐太さんが全身タイツを着て全力で大玉転がしをやっていて！　度肝を抜かれたし、逆にその姿がかっこよく見えたんです。また、参加して2年目頃、お芝居中に勢いよく足を蹴り上げたら靴が脱げて、客席に飛んで行ってしまったんです。スタッフさんが安全対策してくださっているとは思いますが、お客さんにケガをさせたらどうしようと青ざめましたが、後日SNSで『新人ハンサムの靴が飛んできて楽しかった』と書いてくださったんです。ファンの皆さんの優しさを感じてあったかい気持ちになりました」

『仮面ライダーガッチャード』で主役を務める本島純政をはじめ、初参戦する“新人ハンサム”たちとは年齢差やキャリアの違いも大きい。彼らと、どう調和をはかるのだろう。

甲斐「演技などの技術は大事ですが、完ぺきに演じればいい演技かというとそうでもないんですよ。むしろ、俳優からにじみ出る本物の感情や想いが感動を生むと思うので、新人ハンサムは難しく考えず心から動けば伝わると思うし、僕らも負けずに魂込めてやりたいですね」

18周年のテーマは「旅」と「僕たちの現在地」。20周年に向け、どんなライブを魅せるのだろう。

甲斐「18周年は、20周年に向けた旅の始まりなので、エンジンをかけてパワフルに届けたいです。“WE AHHHHH ! ”というタイトルのように、皆さんと一緒に大声で叫んだり笑ったりできるのを楽しみにしています」

溝口「年末に開催することが多かったハンサムライブが、今度は3月になります。別れと始まりの季節なので、不安や寂しさもあるかもしれませんが、ハンサムライブに来ていただければ絶対に楽しませます！　新生活を前向きに迎えるためにも、一緒に盛り上がりましょう」