【インタビュー】back number

2023/1/15(日)

back number

初の全国5大ドームツアー開催決定!

コロナ禍の逆風を乗り越え、実に3年ぶりの開催となったアリーナツアー“SCENT OF HUMOR TOUR 2022”を成功裡に収め、また、映画『アキラとあきら』の主題歌「ベルベットの詩」、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の主題歌「アイラブユー」が老若男女の枠を超えて幅広く支持されるなど、さらなる大躍進を遂げたback numberの2022年。大晦日には紅白歌合戦に初出場、“国民的バンド”と称されるにふさわしい存在感を日本中に印象づけたことも記憶に新しい。

小島和也「僕らとしては国民的バンドという意識は全然なくて。ただ、そういうふうに見ていただけることに対して“関係ない”って突っぱねるのではなく、ちゃんと責任を持っていかないとなと思っています。それだけ聴いていただけているということでもあると思いますし、それは純粋に嬉しい。そもそも聴いてもらいたくてバンドを始めてるわけですから」

清水依与吏「個人的には“国民的”って“振り”だと思ってるんですよ。ロックバンドとして“国民的”という伏線をどんな角度で、どう面白くカッコよく回収できるか。なので、そう呼んでいただけてからがスタートだという気もしていて。一方で、自分たちが誰に向かって音楽をやっているのかを改めて見つめ直さなきゃいけないなとも思っていて。世の中、サブスクが主流になってきてますけど、そうじゃないところで音楽を聴きたい人もきっといる。そういう人たちにどう届けていくかがすごく大事な気がするんですよね。音楽ってやっぱり人と人の間にあるものだと思うので」

そうした想いを詰め込んだ、約3年10ヵ月ぶりとなるニューアルバム『ユーモア』がついに1月17日にリリースされる。前述の「ベルベットの詩」や「アイラブユー」はもちろん、「怪盗」「水平線」など大反響を呼んだ6曲をはじめ疾走感溢れるロックチューンからアルバムならではのback number節が全開のポップナンバーまで実にバラエティに富んだ全12曲が収録された待望の傑作だ。

清水「前作からの4年近く、ずっとユーモアを探す旅をしていた感覚なんです。特にコロナ禍に直面したことでその大切さはより強く思い知らされました。こういうときにこそユーモアが必要なのに、世の中全体がどんどんそれを失っていって……。そうなれない自分にも苛立ってしまったり。でもコロナ禍に遭わなければ「水平線」は生まれなかったし、ここから救い出してほしいと自分自身が思っていなければ「怪盗」もきっと書けなかった。コロナ禍があってよかったとは絶対に思わないけど、抜きにしても語れないアルバムではあるんですよね。ユーモアというものに向き合うほど、その難しさに直面してしまう期間でしたが、苦しいときにクスッと笑えるようなアイデアはできる限り詰め込んだつもりです」

そして『ユーモア』を引っ提げたドームツアー“in your humor tour 2023”の開催も発表された。2018年にも東名阪のドームを制覇したback numberだが、今回は札幌、福岡も加わった5大ドームに挑む。

栗原寿「基本的にはライブなので、やること自体は変わらないと思ってますが、ドームという響きに身構えてしまう部分もあるので、そこに呑まれないように、練習したりメンタルを整えたり、ドームツアーが始まるまでの時間を丁寧に積み重ねて本番に臨みたいですね」

小島「前回のドームは1曲目が「瞬き」だったんですよ。バラード始まりというのもあっていつも以上に緊張していたんですけど、たぶんお客さんもあの曲で始まるとは思ってなかったんでしょうね。始まった瞬間の歓声がすごすぎて、余計に緊張してしまって(笑)。やっぱり練習とは違うなって思ったのを覚えてます。きっと今回もそうなるとは思うんですけど、できる限りの力が出せるように、自分たちを底上げしていい形で迎えられるようにしたいな、と」

清水「“ユーモアってなんだ?”って考えたときにやっぱり自分のなかに芽生えるものだと思ったんですよ。相手のことを大事に思ったり好きだと思う感情、それこそ“この人を笑わせたいな”とか、やさしさのなかに宿るものなんだよなって。それを観てくれた人が見つけられるといいなと思ってこのツアータイトルにしたんです。そのためにも、心も体もより音楽に近い状態にしてステージに上がれるといいなと思っていて。とにかく1本1本を大切に、集中して向き合いたいです」

最後に、いま明かせるツアーの見どころを聞いた。

清水「和也がさっき言ってましたけど、1曲目は重要になってくるでしょうね。あと、やっぱり中心になるのは『ユーモア』の楽曲たちかなとは思いつつ、友達に無理やり連れてこられた(笑)っていう人も楽しめるものにはしたいです。今まで以上に振り幅を見せられたらとも思っていて……。『アイラブユー』や『水平線』みたいにしっかり聴かせる曲もあれば、ポップに振り切れた曲もこのアルバムには入ってますし、これまでの楽曲にもいろんなバリエーションがあるので、今のback numberだからこそできる表現の幅をしっかり堪能してもらえるようなセットリストや演出をまさに今、考えているところなんです。俺たちらしく、ふざけるところはきっちりふざけたいとも思っていますので、それも楽しみにしていてほしいですね」

 

プロフィール

バックナンバー

’11年にシングル「はなびら」でメジャーデビュー。以後、数々のヒット曲を飛ばし、幅広い層から支持を集める。メンバーは清水依与吏(Vo.Gu.)、小島和也(Ba.Cho.)、栗原寿(Dr.)。

公演情報

back number in your humor tour 2023

  • 3/18(土)17:00 京セラドーム大阪
  • 3/19(日)16:00 京セラドーム大阪
  • 4/1(土)17:00 愛知・バンテリンドームナゴヤ(旧ナゴヤドーム)
  • 4/2(日)16:00 愛知・バンテリンドームナゴヤ(旧ナゴヤドーム)
  • 4/8(土)16:00 札幌ドーム
  • 4/15(土)17:00 東京ドーム
  • 4/16(日)17:00 東京ドーム
  • 4/22(土)17:00 福岡 PayPayドーム
  • 4/23(日)16:00 福岡 PayPayドーム

インタビュー・文/本間夕子
Photo/佐藤祐介
構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載

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