【インタビュー】Ado

2023/12/15(金)

Ado

自身最大規模となる国立競技場でのワンマンライブを2days開催!

各チャートで1位を獲得し、グローバルヒットを記録した「唱」、アニメ『SPY×FAMILY』Season 2オープニング主題歌「クラクラ」などの話題曲を次々と発表。12/13にはアルバム『Adoの歌ってみたアルバム』(リスナーから募ったリクエストをもとに、J-POP、ボカロ曲などの“歌ってみた”楽曲を収録)をリリースするなど、2023年も目覚ましい活躍を続けたAdo。「うっせぇわ」でブレイクしてから3年、いまや音楽シーンの頂点に立ちつつあるAdoは2024年2月から4月にかけて初のワールドツアー「Wish」を開催する。

「ついに世界ツアーか……という気持ちと、『待って、もう世界ツアー?』という感慨深さと驚きの2つの気持ちがありました。どちらもひしひしと感じつつ、最終的には覚悟して世界に挑もうと決意の気持ちに落ち着きました。今回の世界ツアーが、私にとっても初めての海外旅行でもあるので、とっても楽しみなのと、やはり海外のファンの皆様の多くは『初めまして』ですので“Ado”とはどんなものか、そして日本の音楽や文化はどんなものなのかを存分にお魅せするつもりです」

そして4月27日、28日には国立競技場でのワンマンライブも決定。女性ソロアーティストの国立競技場でのワンマンライブは、なんと史上初。2020年10月のメジャーデビューからわずか3年6カ月といった前代未聞のスピードでの快挙だ。

「大きな会場だからこそ派手なことをしたいというよりは、“大きな会場 対 Ado”でありたいなと思います。国立競技場という日本で一番大きい会場を、演出だけでなく私自身の力で空間を飲み込むような、そんなパフォーマンスをしたいと思っております」

2022年4月に東京・Zepp DiverCityでの初ライブを開催。その後、さいたまスーパーアリーナ、日本武道館といった大舞台を経験したことで、ライブに対するスタンスはどう変化したのだろうか?

「(初ライブから)まだ1年半しか経っていないのですね。個人的には3年程経った感覚でした……。ライブというのはやはり自分にとっては一番のイベントですね。それは歌い手を始めたての“お客さん”のときからですし、ステージに立つ側になった今でもそうです。演者と私、そして私とお客さん。一つの空間となって一つの時間、一つのライブという作品を作るのですから、両者の人生において大事な時間であってほしいと思っております」

活動のスケールを加速度的に上げながら、世界に向けて本格的に進み始めているAdo。2024年はさらなる飛躍の年になりそうだ。

「2024年はより成長の年にできたらと思います。また、個人的には“覚悟”の年になると踏んでいます。世界ツアー、国立競技場、そして2024年からより本格的になるであろうプロデュースのお仕事、そのほかにも今取り組み、考えていること。それらは全てAdoにとっても私自身にとっても未知なことでありつつ、それら全部を経験した先にはまた違ったAdoと私が待っているはずですので、“覚悟”を決めた私、そして“覚悟”を乗り越えた今よりも新しい私の姿を、皆様に知っていただけたらなと思っております」

活動が広がり続けている一方、今もなおベールに包まれた感もある彼女。最後に、健康管理やリラックスできる時間について聞いてみた。

「私はなぜか風邪などで大きく体調を崩すことがなく……。これは両親に感謝なのですが、逆に風邪などをひいたとき、原因がわからなくて困り果てることも多々あります。逆質問で申し訳ないのですが、健康にいい食べ物や環境の作り方などがあればもう大量に教えていただきたいです(笑)。いちばんリラックスできるのはやはり目覚ましをかけなくて良い日ですね。ヨレヨレのパジャマで、ボサりボサりな髪型で、部屋をウロウロして眠くなったら寝て、起きたら21時……のような生活が、(生活リズムはとてつもなく崩壊していますが)なんだかんだ楽だなぁと思えます」

 

プロフィール

Ado/あど

’20年にメジャーデビューすると、「うっせぇわ」が大ヒットを記録。’22年には劇場版アニメ『ONE PIECE FILM RED』にてウタの歌唱キャストを担当。主題歌の「新時代」は、アップルミュージック・グローバルチャートにて全世界1位を獲得した。

公演情報

Ado SPECIAL LIVE 2024「心臓」

  • 4/27(土) 東京・国立競技場
  • 4/28(日) 東京・国立競技場

インタビュー・文/森朋之
構成/月刊ローチケ編集部 12月15日号より転載

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