上流階級生まれの作家志望のスキーターは、黒人メイドの存在が当たり前の地域社会で育ってきた。しかし、大学から戻った彼女は、白人社会でメイドたちが置かれた立場が、もはや当たり前には思えなくなってくる。そして、身近なメイドたちにインタビューをしようと試みるが・・・


上流階級生まれの作家志望のスキーターは、黒人メイドの存在が当たり前の地域社会で育ってきた。しかし、大学から戻った彼女は、白人社会でメイドたちが置かれた立場が、もはや当たり前には思えなくなってくる。そして、身近なメイドたちにインタビューをしようと試みるが・・・
今年のアカデミー賞にノミネートされていた作品には、それぞれ深いメッセージが含まれていました。「ヘルプ〜心がつなぐストーリー」は黒人社会を取り上げたものです。
“この時代だからこそもう一度よく考えましょう”
というアメリカ人の胸中も読み取れます。
メイドとして雇われる黒人は、白人の子供を育てているのに大人になると同じトイレも使わせてもらえない。そんな矛盾な差別に心が痛い。
ただし!重そうに聞こえがちなこのテーマが、この作品では実に前向きに描かれていて、皮肉なジョークや登場する女性の強さには、思わず万歳!ってしたくなります。意地悪されたらやり返せ!なんて、応援してしまいたくなるほど。怖さを克服する勇気!仲間のためなら頑張れるという強さ!
近所の嫌な主婦をブライス・ダラス・ハワードが演じていますが、この役にピッタリ。
普段からこんな人なんじゃないか?とまで思ってしまいます(笑)。
ロン・ハワード監督の愛娘であり、M・ナイト・シャマラン監督の「ヴィレッジ」が一番知られた過去作かな。美しいからこそ嫌味が増してくるのがまた見事!とにかく腐りきった社会をここまでユーモラスに描いてくれると気持ちが良い。
見終わると清々しい気持ちになり、勇気をもらった気分。
今日も笑顔で洗濯物が干せそう!
12/3/31[土] 公開 |
| 【監督・脚本】 | |
|---|---|
| テイト・テイラー | |
| 【原作】 | |
| キャスリン・ストケット | |
| 【キャスト】 | |
| エマ・ストーン、ヴィオラ・デイヴィス、ブライス・ダラス・ハワード、 オクタヴィア・スペンサー、ジェシカ・チャスティン、シシー・スペイセク 他 |
|
| 【配給】 | |
| ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン |

サイレント映画のスターとして君臨していたジョージ・ヴァレンティン。だが、時代はトーキーへと変わり始めていた――。
本年度アカデミー賞 作品賞ほか5部門受賞!!
女性なら家庭に入って子育てをしたい、家族を支えてあげたい、という夢を持つ人も多いと思いますが、男性なら仕事や事業で成功したいと願う人が多いでしょう。
無声映画のスター、ジョージは何をやってもヒットする役者。妻もいて幸せ。
ちょっと傲慢でナルシストだけど、逆にそれが彼の魅力だったりもする。若い女性もすぐにジョージのルックスに惚れ、モテモテ。
ただ時代が進むにつれ、映画業界も進化する。なのにジョージはかたくなに“無声映画”にこだわり、世間は飽きてしまいます。逆に顔見知りの新人女優ペピーは柔軟性をもって“トーキー時代”を素直に受け入れる。おかげでスター街道まっしぐら。ジョージはヒット作に恵まれずオークションで家の家具を切り売りしながらなんとか生活しています。支えてあげると言ったペピーをも突き放してどん底生活を送る日々。
胸が痛くなりますが、いつ自分がなるかわからないですよね。
例えばあなたが倒産しそうな会社の経営者なら、今の経営の方法を練り直しますか?それとも頑固に貫き通しますか?3D映画全盛の時代に、ある意味映画の原点とも言えるサイレントで勝負したこの「アーティスト」の素晴らしさは、表情を読み取って、さらに自分の感情を足すことで、感動や悲しみがより一層強くなる気がして、とても新鮮に感じます。人の愛、支え、時代の変化に合わせるセンス。
この映画から学ぶことがたくさんあるでしょう。
そして劇中で発される最後の言葉…。傑作に出会いました。




