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インタビュー
BRIDGESTONE INDYTM JAPAN 300 mile 武藤英紀 BRIDGESTONE INDYTM JAPAN 300 mile 武藤英紀
BRIDGESTONE INDYTM JAPAN 300 mile 武藤英紀 BRIDGESTONE INDYTM JAPAN 300 mile 武藤英紀
BRIDGESTONE INDYTM JAPAN 300 mile 武藤英紀

'11年のインディアナポリス500マイルレース(通称インディ500)を起源とする、アメリカンフォーミュラカーレースの最高峰シリーズ。全16戦のほとんどがオーバル(楕円形)コースで争われるのが大きな特長。
エンジンは全車HONDA製を搭載し、再生可能なエタノールを燃料とする。
'03年よりシリーズ唯一の米国外レースとして開催されているインディ・ジャパンは、
日本唯一のオーバルコースを有するツインリンクもてぎが舞台。

インタビュー

F1と並び称されるアメリカンフォーミュラの最高峰インディカー・シリーズ。その舞台に今シーズン、前年度のチャンピオンチーム「アンドレッティ・グリーン・レーシング」から若き侍がエントリーする。その名は武藤英紀、25歳。去る1月下旬、唯一の米国外開催となる第3戦インディ・ジャパンの記者発表で語られた 武藤選手のシリーズへの意気込み、凱旋帰国への想いをお届けする。

 

チームメートとの0.1秒差が少し自信につながった

 

●前年度チャンピオンチームからの参戦ですが、意外と飄々とされているように感じます。どん  なお気持ちですか?

最初に聞いたときは「ホント!?」って自分でも信じられなかったんです。もう、開き直るしかない(笑)。でも、チームが勝つことに慣れていて落ち着いた雰囲気で、その中にいると「勝てるんじゃないか」と感じてくるんです。

●トップチームというのは、何が一番違うのでしょう?

まず人数ですね。今だに「ナイス・トゥ・ミート・ユー」と挨拶する人がいるくらい(笑)。みんな親切ですが作業が始まると黙々と。プロフェッショナルです。

●テスト走行での手応えは?

チームメートとレースディスタンス(距離)を走ってみた結果、ラップタイムが変わらなかった。ユーズドタイヤで行ったレースセッティングでのテストでは、マルコより0.1秒速くて。少しですが、自信につながりました。チームからも「驚いた」と評価してもらえました。

 

日本人にとっては大きいけれどチームには難しい目標ではない

 

●昨年参戦されたインディ・プロシリーズとの違いは感じられましたか?

最高速が50km/hくらい違って300km/h台になるんですが、200km/h台とは別世界。今までいろんなカテゴリーでレースをしてきましたが、最初はスピードに目がついていかなかったです。

●インディ・ジャパンは凱旋レースとなりますね。意気込みを。

インディ500は(チームメートの)トニーが獲ると言ってたんで、インディ・ジャパンは僕が──マルコは譲ってくれないかも知れませんが(笑)。凱旋レースの経験はないですが、たくさんの人が応援に来てくれると思うので、気持ちの後押しがあると思います。みんなと一緒に喜びを分ち合えるよう……、勝ちます!

●これまで、まだ日本人の優勝者は出ていませんが、勝てそうですか?

10数年、日本人がチャレンジしてきて誰も勝ってないわけですから、大きな目標には違いないですよね。だけど、チームとしては1勝はそう大きなものではない。1戦1戦確実に戦っていけば、自ずと結果は出るのではと感じています。

文●編集部 撮影●上田寛之

インタビュー

「頑固な江戸っ子気質を自分も受け継いでいる」

 

中学校を卒業した翌日に、単身イギリスへ渡ったという武藤選手。'07年のインディプロ・シリーズへの参戦も、国内のトップカテゴリーで走れていたことを考えるとステップダウンでかなり冒険。それでも、「海外でレースがしたかったので」とあっさり渡米してしまうその気持ちの強さはどこから? 実は、実家はなんと築地市場で曾祖父の代から中卸を営む魚屋なのだそうで、「江戸っ子気質がある?」との問いに「代々頑固ですね。自分も受け継いでいて、レースの世界でいい方に出ているのでは」とのお答え。ヘルメットにも、武士の「武」の字をモチーフに取り入れているのだとか。面差しは爽やかで、昨今の“王子”ブームにも加われそうではあるが、頑なというか、ひたむきな意志の力が宿る眼差しが印象的でした。
ちなみに、メディアでよくお見かけする解説者の方々が取り囲んでいたことからも、武藤選手への期待感がひしひしと感じられたのでした。正直、楽しみです!

プロフィール

●武藤 英紀 : むとう ひでき 
'82年生まれ、東京都出身。'98年、単身渡英しフォーミュラレース修行。一時帰国すると'06年には国内最高峰のフォーミュラ・ニッポンへ登りつめるが'07年渡米、下位カテゴリーのインディ・プロシリーズに参戦する。その年、2度のポール・トゥ・ウィンでランキング2位となりルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得。また、同年のインディカー・シリーズ最終戦に出場しファステストラップを記録して8位フィニッシュ、今シーズンのレギュラーシートをつかみ獲った。


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