歌って踊る将軍様こと松平 健が、着物からマントに着替えドラキュラ伯爵に!『ミュージカルロマンス DRACULA』は、世界的に有名なブラム・ストーカーの『ドラキュラ』が原作。なぜ彼はドラキュラになっ
たのか、彼が愛し続けた妻との再会は……。愛と哀しみの物語は恐怖ではなく、世にも美しき舞台へ昇華されるのだ。強力な共演者を得て挑む本作への意気込みを聞いた。
新たなドラキュラ伝説を純白のマントでお魅せします
●オファーを受けた時の率直な印象は?
ドラキュラって、牙があって血を吸ってと怖いイメージでしょ? だから最初はちょっと……。でも、愛がテーマのロマンスであり、彼の人間的な面がとても感じられ、安心してお引き受けしました。
●イメージがガラリと変わった、と。
ドラキュラ伯爵は、神のために戦った武将でしたが、その見返りは妻の死でした。神に裏切られた苦しみと、最愛の妻に再会したいという強い願いから、悪魔に乗せられて怪物にまでなってしまう。その執念は凄い。愛しすぎるゆえに……、という感じです。
●切ない物語なんですね。
いえいえ! 途中は結構コミカルで(笑)、僕もクスッと笑いながらシナリオを読んでいますよ。面白くて、美しく、最後にグッと哀しいラヴロマンスなんです。
●黒いマントがお似合いになりそう。
それが衣装は白! “愛のために”を表現した純白のドラキュラですよ。本作で新しいドラキュラ伝説をご紹介します。
感情の高ぶりを歌に託すそれがミュージカルの魅力
●社交ダンスや歌も見せ場ですね。
そうですね(笑)。あと、3人のヴァンパイアーのダンスも、華やかで見どころになりそうですよ。共演は、実はほぼ初めての方ばかりなんです。ミュージカル専門の方の中にミュージカルは数回しかやったこと
のない僕が入るので……、今からドキドキで楽しみにしています。
●ミュージカルに感じる魅力とは?
感情表現が歌でできるところですね。セリフだけより歌や音楽のほうが、観客の皆さんも入りやすいと思います。芝居をしている時、感情が高ぶっていくところへ歌が入ると、演じる者としても盛り上がりを体感
するんです。僕自身、ブロードウェイのミュージカルは言葉が分からなくても面白いからね。よく観ますよ。
●どんな方に観て欲しいですか?
どなたにでも楽しんでいただける作品になると思います。ご夫婦やカップルでご覧になってもいいよね。女性の方々は、“私もこのくらい愛してほしいわ!”と思われるかも(笑)
インタビュー・文●丸古玲子