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インタビュー
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僕らは言葉なしでわかりあえるそこから始まっている
 TOKYO FMをキー・ステーションに、全国38のFM局が加盟するネットワークJAPAN FM NETWORK(JFN)のステーション・キャンペーン「HUMAN CONSCIOUS〜生命(いのち)を愛し、つながるこころ〜」の一環で行われるイベント「Netz Super Live 『JFN Human Conscious' Choice〜Unity!』」の出演アーティストが決定。記念すべき第1弾は、久保田利伸とKREVAだ。日本のR&Bの第一人者と、ヒップホップシーンの牽引者との出会いが、どんなイベントを生み出すのだろう?


説明とか言葉なくしてノリで伝わる相手

 

●お互いの第一印象は?


久保田
「昨年、オムニバスライブで一緒になって。それからこのイベントの話があって、ちゃんと話す機会ができました。僕の日本のヒップホップというかラッパーのイメージは、USシーンから始まった流れもあるから、みんな“イェイェイェー”みたいな。…まぁ、嫌いじゃないんですけど(笑)。そういうのを予想して会うじゃないですか。でも、KREVAにはジャンルにとらわれない自然でスマートな雰囲気というのがあったんで、すぐに話ができるというかさ。かまえてないというか」
     
KREVA   「俺は、ずっと久保田さんのCDを聴いていたから、“どんな人なんだろう!?”って思って会ったら、フランクですごくビックリしました。会って、実際に話してみたら、ホント話しやすくて」
     
久保田   「実際、KREVAとは、ジェネレーションがいくつか違うわけで。ふつう、そういうのって、コッチもかまえて付き合わなきゃいけないんだけど、それが初めから一切ないから、ラクチンですよ。だから、音楽の話もしやすい。これも楽だよね」
     
KREVA   「誰がいいとか、ふつうに音楽好きがするような話から、今の技術的な話とかノリの話しとかも一緒にできるし、俺は本当にうれしいですね」
     
久保田   「音楽をやっている姿を見て、感覚的なものもあるけれど、この時代にこんな感じの雰囲気で、こんな感じの曲を、こんなツラで…あ、ゴメン(笑)…パフォーマンスするヤツは、こんな感覚のヤツだろうなっていう勘ですよ。“勘のいいヤツ”っていう感じ。音楽に関係なく、勘がいいのは大事ですよね」
     
KREVA   「変な壁みたいのは本当になくて。たとえば、俺なんかが意見しても、ちゃんと聞いてくれるし。あと、ふつうの人に話すよりもわかってくれるから。久保田さんもわかってくれると思うんですけど、ノリの話なんかするときに、説明とか言葉なくして、ノリで伝わるっていうか。それは、やっぱりデカイ」



お互いのいいところをお互いがたぶん、知っている
 

●音楽以外の話はしますか?


KREVA
「音楽以外の話ってしましたっけ? 嫌いな食べ物の話しくらい(笑)」
     
久保田 「あの時は、KREVAのスタジオでちょっと遊んで、その後、“メシでも食いに行こう”ってことになっていたんだけど、スタジオの後半で、テキーラ飲んじゃって(笑)。そこから先、何を話したか覚えてない」

●その前にスタジオで遊んでいたということでしたが、何をやっていたんですか?


久保田
「二人が一緒に曲をやるとしたら、どんな感じの曲ができるかなぁと思って。でも、それはキリがないんだよね。さっきの話じゃないけど、お互いのいいところを、お互いがたぶん、知っていて。あと、基本的にお互いの音楽的なところもたぶんわかっている。“こんなグルーヴがあるんだけど、どう?”っていうのを、KREVAは山ほど持っているから、そういうのを聞いちゃうと楽しくて仕方がない。そこにアドリブしてメロディつける。自分も曲を作る時はそのスタイルが一番好きで、そんなものが目の前にあると楽しくて。だから、今“遊び”って言っちゃったんだけど、それに近いくらいの感覚が続いちゃうんですよ」
     
KREVA   「“ヒップホップに近い感覚だな”って思うんですよね。ヒップホップをやっているヤツより、感覚はヒップホップだと思う。その感覚はスゴイな、と思っていて。で、“これ、久保田さんは好きだろうな"と思ったトラックを聴いてもらうと、やっぱり反応してくれるから、すごくうれしい」
     
久保田   「それ、あるね。スタジオに遊びに行ったのは、その前にも1回行っていて。その前にKREVAのトラックをいくつか聴いていて、“これが好きだな”って気持ちで行ったら、KREVAもそのトラックを“久保田さん、これ聴く?”みたいな」

●どんなステージになりそうですか?


KREVA
「ふつうのコラボレーション・ライヴみたいに、久保田利伸とKREVAが出て、30分、30分、みたいのにはならないと思っているんですけどね。もっと楽しく。分けてあったとしても、つながりが見えるような。それはできると思います。本当に」
     
久保田   「たぶん、実際にやる曲を事前に決めたり、それなりに“こういうことをやろう”っていう準備もするだろうけど、ツアーでよくあるステージのように、決め込んでどうこうっていうよりも、“その日のハプニング”が起こる隙間をいっぱい残しておければいいな、と思うんですよ。たぶん、そうなると思うんですけど。でも、それをやるには、二人がわかり合ってないといけないから。逆に、言葉なしでわかりあえる部分から始まっているからできるんじゃないかな、と。実際には、KREVAはラッパーで、オレは歌い手であって。その違いを無理に埋める必要はなくて。そのへんは打ち合わせをしなくても、そういう形になると思うんだけど」
     
KREVA   「大きな意味でハーモニーですね」
 

 世代もジャンルも超え、音楽でつながる彼ら。その二人がどんなステージを作り出すのか、ぜひとも注目したい。音の化学変化を楽しめる、スペシャルなステージになりそうだ。

アルバム

久保田利伸 meets KREVA
コラボレーション楽曲を5月末にリリース予定!

プロフィール

クボタトシノブ●1986年シングル「失意のダウンタウン」でメジャー・デビュー。以後、国内外を問わずワールドワイドに活躍中。昨年、デビュ−20周年を迎えた。



クレバ●(写真右)ヒップホップ・ユニットのKICK THE CAN CREWのMC兼トラックメーカーとして活躍。現在は、ソロ・アーティストとして活動中。

協力●TOKYO FM フリーペーパー 80
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