タイトルは『オレンピック(俺んピック)』で行きます(笑)
KICK THE CAN CREWの活動休止直後の’04年6/18、自身28回目の誕生日にソロ活動をスタートさせたKREVA。その後の活躍ぶりは言わずもがな、いまや日本を代表するヒップホップアーティストとして存在している。そして、ソロ初のベスト盤『クレバのベスト盤』のリリースに合わせて全国ツアーが決定!
“止まらない男”をキャッチした。
●ソロ活動をスタートしてからの4年弱を振り返ってみてどうですか?
「今年の6月で32歳になるんですけど、30歳を過ぎたあたりから人間として変わってきたなって気がする。余裕が出てきたっていうのかな」
●アーティストとしては?
「丁寧に曲をつくるようになったかな。特に声を録る作業はすごく丁寧にやるようになった。そういう意味でこのベスト盤に収録する曲を全部録り直すというアイデアも出たんですよ。ちょっと前までは「音色」とか「ひとりじゃないのよ」とか特に初期の曲を聴くと恥ずかしくて録り直したいとばかり思っていたんだけど、いまはこの4年弱で成長している俺を楽しんでもらえたら、ってポジティヴにとらえてますね」
●全16曲が収録されていますが、KREVAさん自身は自分の音楽性の特徴はどこにあると思いますか?
「ヒップホップなんだけど、歌心があると思う。ビートが利いているものが好きで、なおかつメロディアスなものが聴きたいと自分で思っていて、そういう音楽が世の中にあんまりないから自分でつくっているんだと思います」
●新曲「あかさたなはまやらわをん」のコンセプトは?
「子どもやおじさんもできそうなラップでメッセージ性のある曲を目指してつくりました。この曲で一番言いたいことは、人と人が対話することの大切さ。人と対話することで初めて気付けたり、最初はくだらない会話でもそれがあとになって重要なことになったりすることってすごくあるから」
●そして、早くも次のツアーが決まりました。意気込みは?
「自分的にはベストを出したらツアーをやるだろうなって思ってたし、自然体で臨めればなって思ってますね。ただ、ラストがさいたまスーパーアリーナ2daysっていうことには驚いてますけど(笑)。ツアーのタイトルをこの前思いついて。『オレンピック(俺んピック)』っていう(笑)。もう、このタイトルがあればなんでも面白いことができるなと思って。ぜひ遊びに来てほしいっすね」
インタビュー・文●三宅正一
「“ヒップホップ・ソロ・アーティスト史上初”
とかはもう、どうでもよくなってきたかなあ」
オリコン1位獲得や武道館ライヴを筆頭にKREVAのキャリアは「日本のヒップホップ・ソロ・アーティスト史上初」という冠に彩られてきた。
今後も多くの「史上初」を手中に収めると思われるが、KREVA本人は「結果としてそういう言葉がついてくるんだけど、だからって自分から積極的に“史上初!”とか言う気はもうないですね」と言う。そして、「いつかそれを自虐的にギャグにして、“ヒップホップ史上初めてステージでイカを食べる男!”とか(笑)、“そんなの誰もやらないし、やりたくねえよ!”みたいなことをやるかもしれない(笑)。
とにかくいまは次のツアー『オレンピック』が楽しみ」と続ける。『クレバのベスト盤』のリリース記念でもあり、キャリア最大規模のスケールで展開するこのツアーで、KREVAはいったい何を見せてくれるのだろう?
おそらく、いや、絶対に彼は僕らの期待と予想を高く飛び越え、フレッシュな驚きと感動で会場を満たしてくれる。
クレバのベスト盤 発売中
日本のメジャーシーンにヒップホップを定着させた貢献者、KREVAのソロデビューからの軌跡をまとめた初のベスト盤。ソロ初シングルとなった「希望の炎」から最新シングル「ストロングスタイル」までのシングルを中心に全16曲を収録。誰からも親しまれるラップに挑戦したという新録曲「あかさたなはまやらわをん」も楽しい仕上がりに。
ポニーキャニオン
<初回限定盤CD+DVD>¥3,360(税込) <通常盤CDのみ>¥3,150(税込)
※写真は通常盤