●ずいぶん長いツアーとなりますが。 「うん。前のツアーがすごく良かったので、“こんなにいいものだったら、もっと多くの人に観てもらいたい”っていう思いがありましたね。今までレコーディング・メンバーのままでツアーをやるのを自分のスタイルとしてやってきたわけじゃないですか。前回もアルバム『Prayer』に参加したメンバーと…最終的にスティーヴ・ガットまで呼んでやったわけなんだけどね。本当はレコーディングされたものにこだわってライヴをやることが基本だけど、そういうことってリスクが高いから最近はあんまりみなさんやられてなくて。僕の場合は11人編成のメンバーでまわる価値とか意味っていうのは、来ていただいている人には伝わると思う。赤字覚悟でいいものができればミュージシャンたちにも喜んでもらえて、新しい絆も生まれるから、先行投資的な意味合いもあったんですよ。結果、僕の音楽を知らなくて来ている人もぶっ飛んで帰らせるくらいのものはできたと思うんです。ホントにいいツアーになったし、終わるのがとても名残り惜しかった。だったら“リターンズをやろう!”って前のツアー最終日に言ったらお客さんが沸いたんだよね」
●そこから今回のツアーの構想がスタートしたんですか? 「そう。その時のメンバー11人っていうのは、それぞれが一国一城の主みたいな人ばかりだから、トランスフォーミングできるんですよ。最小の編成だった ら、僕とキーボードの2人だけとか、そんなのもあるだろうし、ドラムレスだったり、4リズムだったり、キーボード3人だったり、今までやってきたことの応用なんだけど、肝心なところにきたら、また全員集合して一緒のステージに立つ。それが全部、“Player's Prayer Returns”っていう同じ傘の中に入ったツアーなんですよ。いいものをやれば、音楽がくわしいかくわしくないに関わらず、ちゃんと伝わるし、一期一会感も強いライヴになるんじゃないかと思うんです。そんな背景を持ったツアーですね」
●いろんなところを観に行きたくなりますね。 「そうですよね。1回やった場所でも違うセッションでやってもいいかなって思ってますしね。でもね、そういうスタイルはミュージシャンも大変、毎日メニューが違うから(笑)。まぁ僕自身がダレることはないと思うので楽しんでやっていきたいですね」
●今年はそんなツアーの合間に制作を? 「解凍後、毎年ゼロから物を作り出してきたけど、今年はゼロから作品を作るのはやめて、“その代わり”という作品を年末にリリースするもり。このツアーのメンバーとも深い関わりがあるスティーヴ・ガットが出演してくれたライヴの映像作品も予定しています。その作品たちがこのツアーにもつながっているんですよ」
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