ライヴで"同志だな"と思える瞬間もある。
実に3年半ぶりとなるニューアルバム『ANTINOMY』を引っさげ、3/10 [月] Zepp Tokyoを皮切りに全40公演にも及ぶ怒濤の全国ツアー"AUTONOMY"を開始するBRAHMAN。"もう1回、自己の本質と向き合わざるを得なかった"と語るTOSHI-LOW(Vo)を直撃!
●心機一転の力作が完成しましたね。
「スッキリしてますよ。今までみたいに"自己満足で"ってことじゃなくて、どう受け取ってもらっても構わないと本当に言える。アホだと思われてもいいし、クソだと思われてもいい。ただ、俺が一番なりたくねぇ"職業ミュージシャン"的な、嘘をついてまで次に繋げたいとは思わなかった。書くこと、演ること、歌うこと……嘘ついてまではやりたくないですよね」
●そんな真摯な作品と向き合い、突き詰めていく旅(ツアー)も控えているわけですが。
「嫌ですけどね(苦笑)。アルバムはまだ概念化しただけの話で、それがちゃんと肉体化して、どう自分たちの血となり骨となり肉となっていくか……そこで初めて自分たちの曲になる気がするんで、大変ですよね(苦笑)。観に来てる人を感動させたいとか楽しませたいとかそういうことじゃなくて、恥ずかしくねぇようなライヴをやりてぇなと思って。大してメディアにも出なければ、ブームがあるわけでもないバンドを観に来て、グッとくる何かをまだ俺に求めてくれるんだって思うと、もう……友達みてぇだな、同志だなって思える瞬間もあって。そんな時に俺は何ビビってんだ? 何虚勢張ってんだ?これ以上何嘘つくんだ? 今ここで自分が出来ることを全部やるしかない、やりてぇ! って。本当に真剣にやらないと申し訳ないと本気で思いますし、やっぱり嘘ついてまで生きたくねぇなって思いますから」
インタビュー・文●東條雅人
ANTINOMY
2/6[水]発売
トイズファクトリー ¥2,625(税込)
前作『THE MIDDLE WAY』から約3年半、待望の4thアルバムがついに完成。ハードコア・パンクの本質的衝動と彼ら以外の何者でもない哀切を極めた旋律が渦巻く、孤高のライヴバンドたる比類なきリアリティに圧倒される全12曲、42分10秒。既発曲は全てリアレンジ、THEFANS(英)のカヴァーも含む、早くも’08年最重要作の登場だ。