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今すぐにでもマスターピースを作って
そのCDを超えるライヴをやりたい!
2006年夏、映画「ブレイブストーリー」の主題歌に起用された「決意の朝に」が大ヒット。その後、全国ツアー、学園祭ツアー、アルバムのリリースと破竹の勢いでトップシーンを走り続けるAqua Timez。そんな彼らに1stアルバム「風をあつめて」と、来たる3月からの全国ツアーについて語ってもらった。


夏のツアーを経てバンドの一体感が生まれた

 

●1stアルバムの完成おめでとうございます!

太志 「ありがとうございます。路上ライヴ時代の曲からメジャー・デビュー後の曲まで、僕らのすべてを詰め込んだ集大成的なアルバムになりました」

●全14曲とかなり盛りだくさんでミクスチャーな感じがAquaっぽくてイイです。


太志
「もともといろいろなアプローチでやるのが僕らのスタイルなので、デビューしたあとに変わったわけではないんですよ。だから僕たちらしく気持ちよく作れましたね」

●では、オススメ曲をお一人1曲ずつ教えてください。


太志
「5曲目の『ハチミツ』は10代の頃に亡くなった父親のことを思って書きました。音楽をやっていることも知らないはずだけど、もしかしたら見ててくれてるかもって」
     
OKP-STAR   「僕は『星の見えない夜』。メロディも歌詞も感情を込めやすい曲でAqua Timezらしい曲です」
     
大介   「1曲目の『1mm』は最後までみんなで話し合って作った曲なので印象深いですね」
     
TASSHI   「僕は『歩み』。ヘヴィやラテンの要素などいろいろな音が混じった楽しい曲です」
     
mayuko   「『白い森』はずっとやり続けてきた曲で、私たちと一緒に成長してきた曲なので思い出がいっぱいありますね」

●2006年は大活躍の年になりましたが、印象深かったエピソードを教えてください。


太志
「全国ツアーですね。ライヴって1回きりでやり直しがきかないから、成功しても失敗しても自分のことがよりわかるんです。あと、客席のお客さんとの関係を良くするには小細工ではなく、気持ちが一番大切だと気付けたのが良かった。お客さんたちとのつながり方がわかったのは大きいです」
     
大介   「そのあとすぐアルバムのレコーディングに入ったんですが、演奏が良くなってたんですよ。ツアーを経験したことでバンドとしての一体感が生まれた気がしますね」
     
TASSHI   「確かに音楽的にも精神的にも絆が強くなったよね。みんな音に対してシビアな耳を持てるようになった気がするし」
     
mayuko   「スケジュール的にはタイトだったけど(笑)、だからこそ今はスゴくいい状態なんですよ。2007年もこのままいきたいですね」
     
OKP-STAR   「僕は学園祭が印象深くて。初めて観てくれるお客さんが多いし、学園祭ライヴって全然盛り上がらないイメージがあったから、物が飛んでくるかも!? とかコワかったんです…」
     
大介   「ないない(笑)」


ライヴでは音源を超えるものを伝えていきたい
 

●そんな大忙しの2006年を経て、3月からは全国ツアーですね。


太志
「夏のツアーでは勉強させてもらったという印象が強いので、今度はその成果を出せるようにと思っています。毎晩どこかのライヴハウスをAqua Timezという音楽で盛り上げられたら最高ですね」

●2ヵ月の長丁場は初めてですよね。


太志
「僕らはまだスタートしたばかりのバンドなので、ほとんどのことが初めてなんですよ。今回のツアーはアルバムの曲を中心に、Aqua Timezの音楽を全国に届けに行くという感じですね」

●ではライヴの見どころを教えてください。


太志
「僕は曲以外のところでも結構しゃべるので、そのあたりにも注目して聴いてほしいです。例えば僕は、ピアノの音が流れている時にしゃべることも音楽だと思っていますから。そういうCDに入っていないことをやるのも僕らのスタイルなんです」

●同じ楽曲でもCDとは違うということ?


太志
「小さくまとめてしまってはただの演奏会になってしまうというか、それではライヴをやる意味がないと思ってますから。だからライヴでは音源を超えたいと思うし、パッケージされたCDの外側へ行きたいと思っています」

●では一言ずつ、ライヴへの意気込み&メッセージを!


太志
「お客さん全員と1対1で話すというか、サシで勝負するというか、そういう気持ちでメッセージを送るので全身で感じてください」
     
大介   「最初から最後までフルパワーでいくのでシンクロしましょう!」
     
mayuko   「ステージからお客さんの顔を見るのがスゴく好きなんです。初めての方に会えるのも楽しみにしているので、ぜひ会いに来てくださいね」
     
OKP-STAR   「初めまして…。僕たちホンモノですから……よろしくね」
     
4人   「あはは(笑)」
     
TASSHI   「じゃあ僕はハットを叩いている時の隆起した上腕二頭筋を観てください! って、どんなバンド!?(笑)」
     
4人   「あはは(笑)」

●みなさん仲がいいですね(笑)。曲作りとか演奏でも、ぶつかり合ったりしないんですか?


大介
「全然ケンカしないですね」
     
TASSHI   「みんなプッシュしている人の意見を尊重するケースが多いんですよ。メンバー全員が全員を信頼しているというのが僕らの良さだと思います」
     
mayuko   「そんな仲がイイAqua Timezのライヴを楽しみにしていてくださいね(笑)」

●最後に太志さん、Aqua Timezの未来予想図を教えてください。


太志
「大げさに言うと歴史に残るアルバムというかマスターピースというか、そういうものを作れるバンドになっていきたいです。2枚目、3枚目でもそれができないとは思わないし、すぐにでも挑戦しようと思います。あくまでいいアルバムを作るというスタンスで、それができたらそのCDを超えるライヴをやる。その繰り返しでやっていきたいと思っています」
 
 


 “辛い時、辛いと言えたらいいのにな” “好きな人には好きだと言おう”。これらのフレーズに代表される等身大のメッセージ、そしてサウンドから滲み出る優しさと希望。コアもマスも引き付けてしまうような国民的バンドになれるのではないか? そんな期待感を抱かずにはいられない。きっと彼らは観る者の心に何かを残すステージで魅せてくれることだろう。

プロフィール
アクアタイムズ●(写真左から)mayuko(Key)、OKP-STAR(B)、太志(Vo)、TASSHI(D)、大介(G)。インディーズでの活動を経て、2005年ミニ・アルバム「空いっぱいに奏でる祈り」でメジャー・デビュー。メッセージ性の高い太志の歌詞と多彩なメロディで幅広いファン層を持つ。

アルバム
photo 「風をあつめて」
発売中
EPICレコードジャパン
¥3,059(税込)

インタビュー・文●木村隆志
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