演劇界で最も注目されている20代女子といえば本谷有希子。2000年「劇団、本谷有希子」を立ち上げ「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」で旗揚げ公演、さらに「石川県伍参市」「乱暴と待機」を発表。そして「遭難、」では最年少で鶴屋南北戯曲賞を受賞。エゴと妄想に絡めとられたハードコアな人間模様とストーリーで演劇というカテゴリーを超えて幅広い層からも支持を得てきた。
自ら主宰する「劇団、本谷有希子」以外では初となる作・演出作品となるのがこの本作「幸せ最高ありがとうマジで!」。主演は男女を問わず最も支持され、その演技力にもますます磨きのかかった永作博美をヒロインに、自意識が極端に強く、凛々しくもイタい女性を描き続けてきた本谷が最強タッグを組む。さらに、共演には「大人計画」の近藤公園をはじめ、大人の女優へと変身を遂げた前田亜希、本谷組の常連の吉本菜穂子や演技派の広岡由里子、三谷幸喜作品でもおなじみの梶原善と秀逸なキャスティングで怒濤の舞台が繰り広げられる。そんな痛みと笑いが絶妙に混在する本谷ワールド、今までにない展開ということで大きな期待がかかっている。