クラシック
ローマ歌劇場

ローマ歌劇場

チケット情報

G.ヴェルディ作曲「椿姫」全3幕

椿姫
 

指揮:ヤデル・ビニャミーニ
演出:ソフィア・コッポラ
美術:ネイサン・クロウリー
衣裳:ヴァレンティノ・ガラヴァーニ
照明:ヴィニーチョ・チェーリ
ビデオ:イゴール・レンツェッティ、ロレンツォ・ブルーノ
振付:ステファン・ファヴォラン
合唱監督:ロベルト・ガッビアーニ

キャスト(予定)

ヴィオレッタ・ヴァレリー:フランチェスカ・ドット
フローラ・ベルヴォワ:アンナ・マラヴァーシ
アルフレード・ジェルモン:アントニオ・ポーリ
ジョルジョ・ジェルモン:アンブロージョ・マエストリ

ローマ歌劇場管弦楽団
ローマ歌劇場合唱団
ローマ歌劇場バレエ団

※表記の出演者は2018年1月15日現在の予定です。病気や怪我などのやむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。その場合、指揮者、主役の歌手であっても代役を立てて上演することになっておりますので、あらかじめご了承ください。出演者変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更はお受けできません。最終出演者は当日発表とさせていただきます。

G.プッチーニ作曲「マノン・レスコー」全4幕

マノン・レスコー
 

指揮:ドナート・レンツェッティ
演出:キアラ・ムーティ
美術:カルロ・チェントラヴィーニャ
衣裳:アレッサンドロ・ライ
照明:ヴィンセント・ロングエマーレ
合唱監督:ロベルト・ガッビアーニ

キャスト(予定)

マノン・レスコー:クリスティーネ・オポライス
レナート・デ・グリュー:グレゴリー・クンデ
レスコー:アレッサンドロ・ルオンゴ

ローマ歌劇場管弦楽団
ローマ歌劇場合唱団

※表記の出演者は2018年1月15日現在の予定です。病気や怪我などのやむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。その場合、指揮者、主役の歌手であっても代役を立てて上演することになっておりますので、あらかじめご了承ください。出演者変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の変更はお受けできません。最終出演者は当日発表とさせていただきます。

 

ローマ歌劇場2018年日本公演
『椿姫』ジェルモン役変更のお知らせ


この9月のローマ歌劇場『椿姫』公演の配役に変更が生じました。ジェルモン役で出演予定だったベテランのレオ・ヌッチは、今回の公演を“日本のファンへのさよなら公演”にしたいと意欲を見せておりました。ところが自身の体調の変化と気力の衰えから、しばらく逡巡の期間があったようですが、このたび正式に出演を断念したいとの連絡が入りました。主催者としては残念としか言いようがありませんが、76歳を迎えたヌッチ氏の心情に思いをいたすと、ヌッチ氏の決断を尊重せざるを得ません。
ヌッチ本人から観客の皆様へのメッセージを託されましたので、下記を併せてお読みいただければ幸いです。

ヌッチに代わりまして、ジェルモン役にはアンブロージョ・マエストリが出演いたします。マエストリはリッカルド・ムーティがミラノ・スカラ座の音楽監督だった時代、ヴェルディ歌手としての経歴の基礎を築き世界に羽ばたいたバリトンで、日本では2013年ミラノ・スカラ座日本公演の『ファルスタッフ』でタイトル・ロールを歌っています。

レオ・ヌッチのジェルモン役を楽しみにされていた方々には大変申し訳ございませんが、ヌッチ氏の痛切な思いをお汲み取りいただき、このたびの変更に関し、なにとぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。

公益財団法人日本舞台芸術振興会


●レオ・ヌッチから日本の観客の皆様へのメッセージ

人生もこうして老境に達したいま、私は、わが家から(そして家族から)離れるような長旅はあきらめざるをえないと考えるにいたりました。

そこで、まことに後ろ髪を引かれる思いではありますが、今回の東京における、ローマ歌劇場日本公演『椿姫』への出演も断念するのをやむなきにいたった次第です。

今回の公演の主催者であるNBS日本舞台芸術振興会とは、長年にわたり仕事をしてきましたが、そのすべての公演の出来栄えに私は心から満足しています。

この場を借りて日本の方々への親愛の思いをお伝えするとともに、皆様から変わることなくお寄せいただき、私もまたこの上ない喜びをもって応え続けてきたご厚情に対して、心からの感謝の言葉を述べさせていただきます。

皆様への思いを胸に。

レオ・ヌッチ

 

 

『ローマ歌劇場 椿姫』ドリンクチケット付き販売キャンペーン!

チケット1枚につき1枚、当日会場で使えるドリンクチケットをプレゼントいたします。
シャンパン、ワイン(赤・白)、ソフトドリンクなど、選べるチケットです!
公演の休憩時間に、優雅な時間をお過ごしください。
※ドリンクは会場でお引換ください。
※詳しくはチケット券面をご確認ください。

【先着受付期間】
2018/8/21(火)12:00~9/13(木)22:00

【対象公演】
ローマ歌劇場 椿姫
2018/9/9(日)15:00 東京文化会館
2018/9/12(水)15:00 東京文化会館
2018/9/15(土)15:00 東京文化会館
2018/9/17(月・祝)15:00 東京文化会館

【受付席種】
A席 47,000円、B席 40,000円

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開幕記者会見レポート

フォトセッションの模様

4年ぶり4度目の「ローマ歌劇場」日本公演が、9/9(日)の『椿姫』上演にて開幕となる。
既に仕込みやリハーサルも始まっている開幕直前の9/5(水)、リハーサルの合間を縫って「開幕記者会見」が開催された。

この日登壇したのは、アレッシオ・ウラッド(ローマ歌劇場芸術監督)、ドナート・レンツェッティ(「マノン・レスコー」指揮者)、キアラ・ムーティ(「マノン・レスコー」演出)、クリスティーネ・オポライス(「マノン・レスコー」マノン・レスコー役)、ヤデル・ビニャミーニ(「椿姫」指揮者)、フランチェスカ・ドット(「椿姫」ヴィオレッタ役)、アントニオ・ポーリ(「椿姫」アルフレード役)の7名。公演を控えた今の心境や意気込みを語ってくれた。

登壇者の想いの強さが故か、溢れる言葉はとめどなく、本来設定されていた予定時間を大幅に上回るほど。真摯に語る中にも笑いが起こったりと、非常に暖かい雰囲気につつまれた会見となった。


アレッシオ・ウラッド(ローマ歌劇場 芸術監督)

アレッシオ・ウラッド
アレッシオ・ウラッド

ローマ歌劇場がまた日本公演を行えることを光栄に思います。
2014年に日本公演をしましたが、観客の皆さまからの温かい拍手は世界のどこにもないほどで、劇場の歴史に残る公演となりました。今回の2本のオペラは、イタリアの2大オペラといっても過言ではなく、両公演とも劇場で大成功を収めています。
私たちは伝統をより良い方法で継承していくことを責任と受け止め、課題としております。イタリア人として大事なイタリアのレパートリー、ヴェルディとプッチーニのような伝統をこのように紹介できることを嬉しく思います。こちらにいらっしゃるマエストロたちはイタリアの伝統的な指揮を継承していらっしゃいますし、演出家のお2人も、二人ともイタリアの名前をもちイタリアの血を引く方々です。特に『椿姫』ではヴァレンティノ・ガラヴァーニが衣装を手がけてくれたこともあり、イタリアを代表する作品に出来上がったと自負しております。
また、歌手の皆さんもイタリアで活躍中の方々が揃っており、声ばかりでなく表現力にも長け、作曲者の意図を十分に理解した上で演じてくださっていますので、ぜひご期待ください。

ドナート・レンツェッティ(「マノン・レスコー」指揮者)

ドナート・レンツェッティ
ドナート・レンツェッティ

「マノン・レスコー」はプッチーニの作品の中でも最初に成功を収めた作品です。
この時代にはヴェルディの作品に対抗するものがなかなか現れませんでしたが、未来的な作品としてこの「マノン・レスコー」が観客の心を打ち、大きな成功を収めました。
プッチーニの作品というと1900年の「トスカ」が一番最初に有名になった作品という人がいらっしゃいますが、1889年の「マノン・レスコー」が最初に成功を収めた作品です。この発表時にはヴェルディはまだ存命で活躍中でしたし、プッチーニは当時活躍していたワーグナーなどにも興味をもっていたこともあり、このような新しい雰囲気の作品が生まれたんだと思います。
オーケストレーションも非常に現代風、内容は愛の物語となっております。以前にもドニゼッティの「ラ・ファヴォリータ」やヴェルディの「仮面舞踏会」などがありましたが、この「マノン・レスコー」も愛する2人を描いており、内容面でも観客に訴えるものがあったのでしょう。非常に現実に近く、女性が人を愛することを題材にしていますが、マノン・レスコーは愛ばかりでなく宝石や洋服などにも憧れる女性として描かれています。
プッチーニが書いた「蝶々夫人」や「トスカ」でも女性に対する悲劇性が描かれておりますが、その悲劇性が音楽で表現されたものとなっています。

キアラ・ムーティ(「マノン・レスコー」演出)

キアラ・ムーティ
キアラ・ムーティ

日本のように文化が進んだ国に来ることは嬉しく、日本の皆さんに私たちの文化が愛されていることを嬉しく思っています。
イタリアの音楽、イタリアの偉大な作曲家たちによる音楽は、あらゆる芸術史の中でも非常に大きな位置を占めております。その作曲家たちが彼らの世界を作り上げ、全世界の共通言語音楽をつかって表現したということを大事に思っています。
プッチーニはマスネの「マノン」を観てこの作品を気に入りました。この原本となる作品は文学的にも重要な作品となっています。ところで、フランスでマスネが作った「マノン」と、この「マノン・レスコー」には大きな違いがあります。私は“マノン”はフランス人、“マノン・レスコー”はイタリア人だと思っています。プッチーニ自身も「『マノン』は大きなメヌエットのようなものに囲まれた作品だが、私の『マノン・レスコー』は大きな悲劇となっている」と言っています。原作のプレヴォーの作品では、マノンは狡賢い派手好きな女性に描かれていますが、反して「マノン・レスコー」では最初から運命、宿命に操られていることを感じ取っている女性が描かれ、最初から将来何が起こるかという悲劇性を予言している感じなのです。マノンはただ自分の意思をもっていました。幸せになりたい、それでも貧乏は避けたいとこのような人生を辿り、最後は愛のために悲劇的な最期を遂げます。
この話で、私は一番大事なところに“砂漠”を置きました。1700年の世界を砂漠の上に作り上げたのです。最後マノン・レスコーは死んでいきますが、自分自身が砂漠のように枯れ果てた女だと言いながら死んでいくのです。幸せを求めて自分の意思に従って動いた、けれども幸せをつかめずに最期は砂漠になってしまった、そのように表現しました。
マノン・レスコー役のオポライスは、アーティストとして信じられないほどの“女優”です。女優であることを第一にまずは演技を大切にし、その次に歌手であると自身でおっしゃっています。歌手にとって、まずは“声”というところを、彼女は本当に素晴らしい演技をしてくださっていて、演出をつけながらも本当に感動してしまいます。素晴らしい演技をする方に囲まれていますので、日本の皆さまも大きな感動をもってこの作品を楽しんでくださることと信じております。

クリスティーネ・オポライス(「マノン・レスコー」マノン・レスコー役)

クリスティーネ・オポライス
クリスティーネ・オポライス

今回が初来日となります。私はイタリア人ではありませんが、プッチーニは私の好きな作曲家で、その素晴らしい作品を皆さまにお見せできることを大変嬉しく思っております。難しい役ではありますが良い批評をいただいており、私自身も非常に楽しみにしています。ぜひステージを観にいらしてください。
「マノン・レスコー」は、音楽的にも素晴らしく、情熱と愛に溢れた作品です。全てを手に入れたい女性を描いていますが、この役は時代にかかわらず女性特有の間違いを表しています。愛と富、両方を手にしたいという思いは皆さんの中にあると思いますが、全てを手にすることは非常に困難です。まだ若く経験の少ないマノン・レスコーが人生の厳しさに気付いた時には時既に遅く、どちらも手に入れることができずに最期を迎えてしまいます。
ストーリーもとても素晴らしいですし、このマノン・レスコーを日本の皆さんの前で歌えることをとても楽しみにしています。ぜひパフォーマンスを楽しんでください。
最後に、今回この伝統的な作品をローマ歌劇場の一員として演じられることを大変ありがたく思っております。キアラ・ムーティは素晴らしい演出家で、ステージの一つ一つの瞬間を物凄く丁重に理解して演出されています。これまでにもいろいろな作品に携わってきましたが、今回の作品では新しい学びと成長がありました。マエストロの指揮も素晴らしいですし、マノン・レスコーを演じて歌うことができる素晴らしい機会に感謝しております。

ヤデル・ビニャミーニ(「椿姫」指揮)

ヤデル・ビニャミーニ
ヤデル・ビニャミーニ

今年で3度目の来日となりますが、これまでの2回は交響曲の指揮でした。今回初めてオペラの指揮で、つながりの深い伝統的な劇場で来日できたことをとても嬉しく思っています。
ローマ歌劇場はオーケストラや合唱などの大人数での演奏に誇りを持っている劇場だと思います。オーケストラは非常に柔軟性のある演奏をしてくれますし、合唱も大変素晴らしい。初演でも指揮をしましたが、主役の2人も若くて素晴らしく、このプロダクションはフレッシュで新しい感覚の作品になっています。この素晴らしいプロダクションをもう一度日本で再現できることを嬉しく思います。
今回ローマ歌劇場では2つのオペラをご紹介しますが、こちらの「椿姫」も若く富を愛する女性を描いています。プッチーニ自身が女性の情熱を描くのに長けた人ですので、そのエッセンスが醸し出されている作品となっています。
音楽的な面から見ても、深い理解と知識を持つ日本の皆さんにお気に召していただけると思っております。

フランチェスカ・ドット(「椿姫」ヴィオレッタ役)

フランチェスカ・ドット
フランチェスカ・ドット

イタリアを代表して、イタリア語でイタリアのオペラをお見せできることを嬉しく思っています。私の歌手人生で一番の幸運を与えてくれたのが、このヴィオレッタという役です。それを飛行機で到着したときから私を魅了したこの土地で歌えてとても幸せです。今回が初来日となりますが、初めて触れる異なる文化が自分の人生にも深く残るようにと目を凝らして周りを見ております。
指揮者のお二人が言われたように、情熱、愛、砂漠のような枯れ果てた世界、が2つのオペラに通じています。真実の愛というよりも、お金や富と繋がる愛なのですが、ヴィオレッタはそれまでに予想もしたことがなかった本当の愛に目覚めます。豊かな暮らしのために深いことを考えず快楽に溺れていた若い女性が、自分が想像もしていなかった大きな愛に突然目覚め、全てを捨てます。しかし、愛に生きながらも愛のために恋人までをもあきらめることになり、死へと繋がっていくのです。おそらくヴェルディが描いた大切な女性の役がプッチーニに継承されていったのだと思いますが、強い心をもっている女性でありながら、実際にはか弱い女性なのです。
ヴィオレッタを通して皆さんにメッセージを届けたいと思っています。「椿姫」も原作はフランスの作家によるもので、フランスが舞台ではあるもののヴェルディがイタリア風に作曲しています。皆さんがヴィオレッタと同一になるような感覚をもって、私と一緒に役になって観てくださると嬉しいです。

アントニオ・ポーリ(「椿姫」アルフレード役)

アントニオ・ポーリ
アントニオ・ポーリ

(日本語で)おはようございます(照笑)。
日本にはこれまで7回ほど来日していますが、そのうち3~4回はアルフレード役での来日なので、皆さんは私のアルフレード役を見慣れているかもしれませんね。今回このプロダクションで来日できたことを非常に嬉しく思っています。
このプロダクションでローマでデビューできたことには本当に感謝しています。ソフィア・コッポラ、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、マエストロ・ビニャミーニ、さらに親しい友人でもあるフランチェスカ・ドットとプロダクションに参加できたことも幸せに思っています。
私はこのローマのデビューで初めて「椿姫」のアルフレードを歌ったのですが、その後私にアルフレード役が数多く回ってきまして、あっという間に100公演ほどを重ねました。このアルフレード役は若手のテノールが演じることが多い役なのですが、この役柄を歌うためにはある程度の経験が必要だと思いました。アルフレードを歌い、年を重ねることに、声の面ばかりでなく、人間的な面での成長もしていますし、歌えば歌うほどに理解が深まっています。声楽的な面、人間的な両面から良い演奏ができるようになっています。
アルフレードは意志が強く、欲しいものを手に入れたいという性格です。しかし彼女を手に入れること、彼女の生きている世界から彼女を奪うことは非常に難しい。そうわかっていながらも自分を止めることはできず彼女に近づき、心が通じて本当に彼女の人生を変えてしまうまで彼女に愛させることができたのです。しかし彼の愛はかなり自己のための愛であり、それが理由に父の存在や家族からの力によって邪魔され、誤解が生まれてしまいます。後に熟した人間として彼女の元に帰ってからは本当の愛を生きるのですが、最後彼女は死に向かってしまいます。
このプロダクションは映画にもなっているのでご存知の方も多いとは思いますが、映画よりも本物の舞台の方が素晴らしいので、ぜひ観にいらしてください。

チーム「マノン・レスコー」ガールズ
とても仲の良いクリスティーネとキアラのお二人
美女3人
華やかな美女3名のショット

写真・文:ローソンチケット