ディズニーの名曲の数々を、一流のヴォーカリストとオーケストラで贈るライヴステージ『ディズニー・オン・クラシック』。日本発の企画として世界からも注目を集めるほどに成長したこの演奏会のキーマン、指揮者のブラッド・ケリーと、ブロードウェイで活躍するヴォーカリストのトビー・フォスターに、その見どころを直撃。

演奏者自身も楽しんでくれていることが本当にうれしい
●日本発の企画として昨年5周年を迎えられ7万人を動員されました。どのような感慨をお持ちですか?
ブラッド(以下B) どんどん成長していることに本当に満足しています。30ヶ所が限界なんですが、可能なら50ヶ所くらいコンサートをしたいですね。
トビー(以下T) 昨年、終わって早々にたくさんの人から来年が楽しみだと声をかけていただきました。皆さんが楽しみに一年間待っていてくださるということがうれしいです。
●クラシックと銘打たれていますが、ディズニーならではのエンタテインメント性を感じます。オケの方がパフォーマンスをされたり。
B パフォーマンスは自然発生的なものなんです。1年目は皆さん、座って普通に演奏なさってたんですが、だんだん回を重ねて行くうちに自分自身、楽しんでらっしゃるようですね。そこまで楽しんでくださってるのは本当にうれしいです。

ストーリーに入り込んで夢の実現を実感してほしい
●テーマは「夢よ、響け」ですがコンサートでどんなことを感じて帰っていただきたいですか?
T 夢を抱くことで勇気づけられるということをまずお伝えしたいですね。実際の生活のなかでは、現実に追われて夢のパワーを忘れがちですよね。ディズニーのすべてのキャラクターのテーマは夢を抱くことに関連づけられていますので、夢を実現することによって勇気を得ていただきたいと思います。
B 今回演奏するアリエルやジャスミンといったかわいらしいプリンセスたち、そのストーリーすべてには夢があって、その夢を持っているというモチベーションがあるから行動に移せる。実際に、私たちも夢があるからこそがんばっていける。観客の方々にも、ストーリーのなかに入り込んで、夢の実現を実感していただきたいですね。
インタビュー・文●三木 匡 撮影●井上洋平
「今朝もチャーハンを食べてきたんだ」(ブラッド)
今年で6回目のツアーとなり、2年目以降は毎年十数都市を巡っているブラッドさん。日本には「同窓会に帰ってくる」ような感覚なんだそうで、本当にくつろいだ様子でした。なかでも、日本で食べるチャーハンが楽しみなんだとか。
「アメリカではLAに住んでいるのですが、なかなか日本のようなおいしいチャーハンが食べられないので、それも来日の楽しみなんです(笑)」(ブラッド)
この取材日の朝も「ホテルでチャーハンを食べてきたんだ」とサムアップしつつお話される意外におちゃめ(?)な姿に、「さすがエンタテインメントの世界でキャリアを積まれている指揮者!
」と妙に納得。
トビーさんは、アメリカ、ジョージア州出身です。ブラッドさんは、ミシガン州生まれで、カナダとの境目に近いエリア出身でして、よく、北海道の平坦な土地を見ると、故郷を思い出し、第二の故郷のように感じる、と仰られます。トビーさんやブラッドさんを含め米国のキャストの大好物は、名古屋名物の辛い手羽先で、名古屋では必ず手羽先パーティーをツアーメンバー全員で開催するのが、慣わしとなっております。