ソウルでファンキーで昭和なサウンドを聴かせるクレイジーケンバンドが、夏恒例(!?)のニューアルバム 『ZERO』を完成。グッドメロディ満載の新作について、横山
剣に話を聞いた。
ギミックより音を楽しむライヴにしたいので猛練習します。
●新作『ZERO』は、どんなテーマを元に作っていった作品なんですか。
『ZERO』ってくらいだし、邪念もギミックも無く、シンプルに音を楽しむことがテーマでした。あと、ここ数 年はトラックから喚起されてメロディを作っていたけど、今回、メロディから作った曲が多いですね。
●曲作りの原点に戻ったと。
ハイ。独りでプリプロをしっかりやってからメンバーを呼んで順次、生音に差し替えていったんです。あと音質は、生演奏だけどクラブミュージックに負けないボトムとハイを出すことにこだわりました。それと同時に、歌メロが抜けるようにミックスしましたね。
●そして今回、曲名が「猫」「夏」とか、もの凄く直球ですね(笑)。
最初に「亀」とか作ったら面白くなっちゃったんです(笑)。一文字の方が曲の本質を映し出しますね。
●では、アルバムのリード曲「湾岸線」ですが、ムーディで疾走感のあるナンバーですね。
高速ボサノヴァ仕様のセクシーな曲で、設定は、チャーミングな中年オヤジと若くてイイ女、高田純次さんみたいなイメージです(笑)。それで今回、高田さんにPVに出てもらったんですよ。おかげで、映像もクールになりました。
●さらにアルバムは、モータウンテイストの「デトロイト音頭」、中近東風な「中古車」、メロウな「ハマ風」、メロディアスなレゲエ「亀」など、バラエティに富んだ楽曲ばかりです。しかも「Lookin’Your
Eyes」では、ゴスペラーズが参加してますが。
これは古い曲で、作詞家の山田ひろし君と僕が作家コンビをやってた頃の曲なんです。それを急にやりたくなって連絡したら、彼はゴスペラーズの歌詞を多く手がけてるので、話が急展開したんです。でも、ゴスペラーズがソロパートではなくコーラスのみって、凄い贅沢ですよね(笑)
●(笑)。では、完成した新作に対して、今どんな感想がありますか。
10年前からやりたかったことを出し切れた、1番良い作品ができたと思ってます。
●なるほど。そして、夏以降はフェスや全国ツアーが待ってますね。
久々に『RISING SUN ROCKFESTIVAL 2008 in EZO』に出るのはうれしいです。CKBを知らない人に聴いてもらえるチャンスだし燃えますね。そして全国ツアー『ZERO
TOUR 2K8』は、ステージのギミックよりも、音響、音を楽しむために必要なことに力を入れたくて。今までで1番良いサウンドになると思います。でも、自分たちがダメじゃしょうがないんで猛練習して、本番は楽しもうと思ってるので期待しててください!
インタビュー・文●土屋恵介